2017年10月31日 (火)

胸に降り積もるもの

こんにちは。おひさしぶりでございます。

ここしばらくは身の回りの変動が激しく、なかなか座って落ちついてパソコンに向かうことができずにおりました。今日が半年ぶりの更新となります。ごめんなさい。

変動はいろいろとありました。まずはSNSを始めたこと。これは人生の一大事。

それから去年の秋からの備品崩壊ラッシュもありました。車、冷蔵庫に冷凍庫、車、自宅の湯沸かし器に給湯器、再び車、バイク、洗濯機・・・。えぇもう、実に多彩なラインナップで崩壊していきました。あまりにもたくさん壊れていったので思い出せないけど、まだ何かありました。

毎月連続で壊れていくので困ったには困ったのですが、不思議と後退していく感覚はなく、むしろ古い皮膚がポロポロ剥がれて、あたらしい皮膚に生まれかわっていくような感覚でした。皮膚だけではなく、血肉も入れ変わっていくような加速感。

開店以来ずっと続けているお店のプチリニューアルもだんだんと手間暇かかるところに移ってきました。ボロボロだったプラスチックの物入れを捨てて丈夫な物置を導入。備品の整理整頓をして動線を良くし、テーブルの天板張替えと、これまたボロボロだったブラインドをあたらしくすることによって店内が見違えるほどあかるくなりました。

オット、そうです。当店は今月で開店10周年となりました。これもひとえに、私たちがここにいることを許し、支え、応援し、遠く近くから見守ってくださった方々のおかげでございます。心から御礼申し上げます。本当に本当に、どうもありがとうございました。

ここ鎌倉で10年というのは、なかなかがんばっているようにみえますが、身内にいっぱい支えてもらっての10年でありました。

これまでは、「信用してもらえるお店」を目指してきました。これからは、お客様のさまざまな要望に応えることができる「信頼できる店」をつくっていこうと考えております。

「信用」と「信頼」は、一文字違いだけど、その袋の中身にはかなりの違いがあります。うん。

なんだか校長先生っぽくなってきました。エー、話は変わりますが、私にはひとつの夢があります。どんな夢かはまだ言えません(まだ夢を語れる段階ではないのじゃ。)が、その夢はゼブラのコンセプトである「おじいちゃんもおばあちゃんもお父さんもお母さんもお姉ちゃんもお兄ちゃんも子供も赤ちゃんもニコニコと楽しめるお店」の延長線上にあります。

この夢を、自分たちの頭で考え、手足を使い、体を動かし、働くことを厭わずに、一生懸命働いてできたお金で叶えたい。

ぼんやりと想像していた、そんな「できたらいいな」という展望を10年という節目を迎えたこの年、自分のなかで改めて「夢」という言葉で表現できるようになりました。

自分たちの弱さを強さに変えて、強さをやさしさに変えて、まだまだまだまだもっともっと、がんばります。

これからも末永く見守って頂けましたら幸いでございます。

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2017年5月10日 (水)

理想のファミレス考

GWが終わり、いつもの日常のはじまりはじまり。

今日も今日とて理想のファミレスの完成に向けて、一日一つ、作業を進めています。

本当に地味な作業で、ブログに書くほどでもない。でも毎日、それしかやってないから他に書くこともないし、「理想のファミレス」のイメージをまとめるため、進行記録として残しておきますね。


まずは、1.「愛のある料理」
食べるのに緊張したり、シェフとの闘いにならない料理。しぼんでいた心がふくらむ料理。ちょうどよい美味しさ。

このちょうどよい美味しさ、という基準が、うちの味を形づくっている。 
いろいろな料理があるなか、どれをどんな順番で食べても、舌の上を滞りなく流れて最後まで進むには、どの料理も突出せず、ちょうど良い美味しさで並んでいるようにしたい。 これは、とてもファミレスらしい考え方だと思う。


次は、2.「見やすく分かりやすく注文しやすいメニュー」
老若男女が集うファミレスでは、メニューが見づらく分かりづらいのは不親切というもの。
詳しいスタッフがいれば、こと細かく説明するけれど、説明されるのが苦手なお客様や、自分の嗅覚で選び取りたいお客様もいる。それに、いったいどんな料理なのか分かりやすく表現してあれば、発注も受注もスムーズに。

でもそれって、いったいどんなメニュー?
写真入りがいちばん分かりやすいけれど、写真がドドーン!ババーン!!とあるのもしゃべり過ぎでうるさい感じ。いったいどんな料理なのか、想像する余白も残したい。色気もほしい。乱暴な扱いに耐える頑丈さもほしい。

ムムムむずかしい・・・・

とりあえず、まずは今現在の定番メニューの文字の大きさをきちんと揃えたり、キャプションを短くしたり、すぐにできるところから整えています。

形になるまえの作業って、地味だし、手を動かしている時間より考えている時間のほうが長くて、ちっとも前に進んでいるようには見えないけれど、考える、ということが前に進むにおいて、いちばん大切なんだと思う。

秋までは、そんな日々です。

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2017年5月 7日 (日)

GW協奏曲

GWが幕を閉じました。


GWの日々を支えた全ての皆様、お疲れさまでしたァーーーーーー!!!!

皆様、今年はどんなGWでしたか?

私達は鎌倉で九度目のGW。GWも九度目なら、少しは上手に、愛のメッセージ、伝えたぃィー・・・もの。

今年はベテランスタッフの 敬ちゃん、まなちゃんに加え、ヘルプで来てくれたナスちゃん、新しいスタッフの飛くん、イカちゃん、(後は娘たち!)に、二部入れ替え制が回るかどうかと心配の余り半鬼の私を支えてもらいました。

・・・まぁまぁ人でいられたのは、皆のおかげです。ありがとうございました!!

年に一度鎌倉に来たらゼブラというお客様も、はじめましてのお客様も 、馴染みのお客様も、GWにここまで足を運んで頂きまして、本当にどうもありがとうございました。

今年は明日の月曜定休 に加え、火曜のランチをお休みさせて頂きます。お休みが終わったら、また「理想のファミレス」の完成に向けて、テクテク前進。

10年目となる今年の秋を完成の目安としています。こうご期待!

今年も小さな失敗をたくさんして、気が付いたこと、考えたこと、伝えたいことはたくさんありますが、今日はもう、休みます。

明日も良い日でありますように。 それでは、皆様、おやすみなさーい。 ZZZZZZ・・・

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2017年4月27日 (木)

お休みと貸切のおしらせ

明日、4月28日(金)のランチは、店内メンテナンスの為、お休みさせて頂きます。また、明日のディナーは貸切営業となります。


少しずつ進めている、お客様にみえないところの整理整頓。いよいよ大掛かりなところに手をつけるとこまできました。できればここはやりたくなかった、というか、見て見ないふりをしていた魅惑のゾーンに手をつけます。やります。

整理整頓と同時に店内の床やエアコンの清掃も行います。普段の営業では、なかなかメンテナンスに時間をとるのがむずかしいもの。この機会に徹底してきれいにしておきますね。

明日金曜日、来店予定だったお客様には申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

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2017年4月21日 (金)

祝・開通

こんにちは。


お店のフェィスブックがついに完成!開通しました。

「鎌倉のファミリーレストラン zebrA」で検索していただくと出てくると思います。

あたらしいスタッフのイカちゃんが作成してくれました。今は、ひとつひとつ、皆の意見を聞きながら、微調整をしております。よっとこおっとこ、SNS街道を走り出したところ。

イカちゃんが作ってくれたフェィスブック以外に、お客様のどなたかが作ってくれたフェィスブックがあります。昨日、それを初めてじっくり拝見。

うーーーん、すごいなァーーー。 パソコン、スマホはなるべく触らないようにしていたので、こんなことをしてくれた頂いていたなんて知りませんでした。

フェィスブックを作ってくれたお客様、投稿してくださったお客様、遅くなりましたが、本当に、どうもありがとうございます。

このたび公式FBができあがりましたが、お客様が立ち上げてくださったこのFBも、お客様の伝言ノート(いや、ホント、隠し切れない昭和の香り・・・)として、お使いいただければ幸いです。

まだまだまだ、一生懸命がんばります!!

どうぞよろしくお願いいたします。




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2017年4月12日 (水)

見えないところ

お久しぶりです。


このところ、ブログの更新もしないで何をやっているかというと、見えないところの整理整頓をしています。

お客様から見えないところの、整理整頓を地道に骨骨、ちがった、コツコツやっております。

冷凍庫やパソコンが壊れ、一時的に食材や情報が止まり、溢れたことによって、整理整頓の大切さが、よォーく分かりました。

たくさんある冷蔵庫や冷凍庫の中を、いつ、誰が見ても、見やすく分かりやすく取り出しやすいように、整理整頓。

お店の情報を、世界中の誰が見ても、見やすく分かりやすく取り出しやすいように、整理整頓。

ということを心がけて、近頃、骨骨、ちがった、コツコツやっております。地味なわりには、意外に時間がかかる仕事です。

なべさんの料理の味もだいぶ完成に近づいてきた今日この頃、後はお客様が快適に料理を楽しめる環境をつくること。

この地味な整理整頓が、オペレーションの無駄を無くし、料理の提供を早くし、どのスタッフでも一定のレベルの接客ができる、という、自分たちの理想のファミレス作りに繋がることを願って、今日も骨骨、ちがった、コツコツと、やっています。

「理想のファミレス」の完成は、あと少し!

いましばらく、お待ちくださいね。





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2017年4月 1日 (土)

カナダへの手紙

四月一日。


新しいことをはじめるのにちょうどいい日。

実は、去年の秋から順々に機械が壊れていったゼブラ。

コーヒーミルから始まりコーヒーマシン、冷凍庫に冷蔵庫、車にパソコンに携帯と立て続けに機械ものが壊れていきました。冷蔵庫などは飲食店の生命線でもあり、それが営業前に壊れるという驚愕の恐怖やいかに。(飲食の方ならお分かりでしょう。)

毎月次々に何かが壊れていく事態に、すわ、破壊神光臨か、と思ったのですが、よく考えれば中古で買ったものが開店して九年使用。そりァー、寿命というもの。新品で買ったものも天命が尽きたのでした。

パソコンが壊れたときには、営業に支障はなかったものの、こうしてブログを書くこともままならず、さらにスマホを失くしたときには、日頃はいつスマホが無くなっても暮らしていける自信が、ぐらつきました。

家族ラインが使えない不便さに、自分が現代の利器から抜けられない体になってしまったことを自覚したのでした。そんな自分にショック・・・

スマホは結局洋服ダンスの奥から出てきたし、パソコンも新しく買ったのですが、今回のことでいろいろと自分の世界の狭さを反省しました。

今から考えると不思議にぴったりのタイミングで、WEBデザインの仕事をしているイカちゃんが、料理を勉強をしたい、と働いてくれることになりました。これがご縁というものなのか。 すぐに諸々相談したところ(古いホームページを消して新しいホームページをトップに持っていきたいが、なかなかできない、などなど。)、イカちゃんの答えは「フェィスブック、やりましょう!」 エぇーッ!!

無理無理無理無理無理むりだよぉー。

激しく抵抗するも、イカちゃんの決定は変わらない。息をするような感覚で着々とゼブラのIT革命をしていきます・・・。その素早さが我々にはもぅ未知の感覚。光か・・・。

「あのォー、フェィスブックよりはインスタの方が私に向いているらしいんだけど・・・」「はい、どっちもやりますよォ。」「エぇ!どっちも?」「はい。どっちも!」 おぉぉ・・・

・・・こんなこと言うと白い目で見られるのを承知で告白すると、自分は休日には、誰も登らない名もない裏山の奥の奥に入って、全山緑の息吹を全身に感じつつ、足元に咲いている地味で可憐な野の花を、写真を撮るでもなし、スケッチするでもなし、ただただ眼の内で愉しみ、しかもそれを誰にも言わず伝えないのが理想の休日、というくらい、ピュアッピュアの非共有型の人間なんです・・・

だから無理ですって言ったのに、先日の送別会でも若いスタッフ皆に「成長してくださいッ!」って、皆がみんな言うので、もぅー、お腹くくりました。

まずは、インスタグラムから。フェィスブックはただいま整備中です(ありがとうイカちゃん。)

インスタグラム最初の投稿は超個人的な写真から。

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これから、どうぞよろしくお願いいたします。






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2017年3月31日 (金)

船出

3月某日、スタッフのまいちゃんと、真ん中の娘の送別会をしました。新しく働いてくれることになったイカちゃんの歓迎会も兼ねた、賑やかな楽しい会でありました。


4年前の春、大学の入学式が終わってすぐにウチのバイト面接に来てくれたまいちゃん。聡明な顔にまだ高校生の名残があったものでした。それが日ごとに女子大生の顔となり、成人式、就活を経て、4月からは新社会人になるなんて、いやいや、早い。早い四年間だったなァ。

もう学生さんではないのだ。人手が足りないときにヘルプのお願いメールをすることも、もぅない。さみしい。さみしいけど、うれしい。うれしいけど、さみしい。

まいちゃんは、人参のラペ用の人参削りやチーズおろしなどの単調な仕事を手早くこなし、早かったり、遅かったり、それぞれ食べるペースの違うお客様の料理を、どこを最優先に作るべきかという判断をなべさんに伝える厨房の司令塔だった。
接客では、控えめながら確実にお客様の求めている要望をさりげなく満たす、という仕事ぶりだった。「孫のようだ」とか「名前を1回で覚えてくれた」などと、すぐに信頼されていた。

まいちゃんのおかげで、私は仕事を休む日ができた。休んで、家のことや子供のこと、バアバのお世話など、自分のもうひとつの役割が出来た。本当に助かっていた。

送別会の最後に、まいちゃんお手製のチョコレートマカロン(美味しい!)に添えて、心のこもった手紙を頂きました。どうもありがとう。近所で通いやすいという小さなご縁だったのを、四年間続けてくれたことで大きなご縁になりました。


真ん中の娘は、3年前はちょっとふてくされていた。親の店の手伝いなんてかっこ悪い!と思っていた。(多分そう。)

しかも親は予想以上に細かく厳しく、優しく仕事を教えてくれるなどという感じではなかったから余計に嫌だった。反抗して、某大手チェーン飲食店でバイトを始めたりもした。しかし、なぜかアトピーがひどくなって、ふた月もしないで辞めることになった。それからちょっとずつ態度が変わってきた。

最近になってお客様から、「親の店の手伝いをしている、という甘えが感じられない。」と、言われた。別のお客様ご夫妻からは「辞めないでほしい。結婚して仕事を辞めたら、いつかまた戻ってきてちょうだいね。」と、言われるようになった。

嫌々始めた親の店の手伝いで、自分で色々考えようになって、いつの間にか成長していたようだ。

まいちゃんも真ん中の娘も、長い間、本当にどうもありがとうございました。

働くってたいへんなことだけど、二人ならば、大丈夫。

社会を、楽しんでみてね。

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2017年3月29日 (水)

道は明るく

こんにちは。

ご無沙汰しておりました。いかがお過ごしでしたか。

こちらはみんな元気です。

先日、真ん中の娘の高校の卒業式がありました。

当日はあいにくの小雨模様。

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灰色の空の下、古木の白梅がひっそりと咲いていました。

春の花では梅がいちばん好きです。ごつごつした武骨な幹と可憐な花の組み合わせに、毎年見惚れてしまう。桜より色っぽいと思う。

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カメラが苦手で、記念写真は撮らない派なので、風景で気配をお察しください。

以下こんな感じ。

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先生方が厳しく校則遵守を課してきたのは、自分たちを縛っていたのではなく守っていたのだと、卒業が近づいてから友達が口に出すようになったそう。

私は知っていたけどね、と真ん中の娘。自慢か。

クラスの代表として、卒業証書を受け取るとき、笑っていたね。緊張すると笑ってしまう癖、いいのか悪いのか。

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放課後のおしゃべりも、好きな人とすれ違う廊下も、教室の隅で泣いたことも、もう、おしまい。あれほど悲しいと思っていたあれこれも、ふりかえれば、皆でお菓子を食べていたような甘い時間だった。

校門の外に出れば、てんでばらばら勢いよく飛び出して、明るい道を、みんな勇んで歩いていきました。

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上履きも靴もなくなった靴箱が、そっと静かに、身じろぎをしました。

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2017年3月26日 (日)

zebrAよりお悔やみ申し上げます

今朝のこと ゼブラを気に入ってくださり たくさんの友達に熱心にゼブラを勧めてくださっていたMさんの訃報を聞き 何ともいいようのない悲しみが 心から滲みだし体を包んでいます
明るく おおらかで 情に厚く さりげない愛を惜しみなく配っていらした方でした
お手製の美味しいパンをたくさん持ってきてくださったこと 娘さんが船を出して釣り上げた鰹を丁寧にさばいて届けてくださったこと 農家の方からりんごの木を一本買いしたというりんごを届けてくださったこと 蜜柑農家の方から直接買うという ちょうど良い酸味の蜜柑をどっさり届けてくださったこと それから街で評判の美味しいスイーツなどなど
いらっしゃるたびに 選び抜いた美味しいものを ひょいっと 気軽に届けてくださる方でした
お孫さんのお宮参りの食事会をゼブラでしてくださった晩に 心臓が原因で倒れたとの話に 驚きと哀しみが より一層つよく胸をつぶします
いつでも サッとすばやくお帰りになるから ゆっくり仲良くなれればいいと思っていました
もっともっと じっくりと話をしてみたかった という悔いが残ります
Mさんが紹介してくださったたくさんの方々と Mさんを想い 悼み ご家族みなさまの哀しみに寄り添いたいと思い 略儀ながらこの気持を綴りました
Mさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます

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2017年1月 6日 (金)

降り積もる

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上の娘が買ってきた本。

去年の11月、千駄木にある「古書ほうろう」での柴田元幸さんのトークイベントに、秋元さんちの麻ちゃんと行った時に買ってきたもの。

そもそもこのトークイベントは、うちの娘たちの教育にさりげなく眼を配ってくれる秋元さんちの麦くんが教えてくれたもの。

きっと娘の未来の種になると勧めたのだが、娘にはまだ少し、むずかしかったようだ。

次の日の麻ちゃんのメールには、トーク中の娘の船の漕ぎ方の絶妙さもさることながら、トーク前に入ったうどん屋さんでの、うどんの食べ方をなぜか存分に褒めてもらった。

いったいどんな食べ方をしたのか? 

不思議に思って  娘に聞いてみると、「えェー?別にィ、世の中にこんなにおいしいうどんがあったのかッ!って思いながら食べてただけだよぉ。」とのこと。

そんな娘が選んだ本。

ごくごく短い話のなかに、日々の暮らしで降り積もった心の澱が正直に、ていねいに描いてある。

母である作者と思春期の息子の二人暮らし。さみしさと居心地の良さが入り混じった部屋で、いっしょに過ごしているような気持になってくる。

続編をつよくつよく希望します。

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2017年1月 5日 (木)

内も外も光る

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ハロー!新年。

年が変わるって最高の発明。 変わらない太陽に変わらない自分。だけど、新しい太陽に新しい自分になれるから。

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

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2017年1月 1日 (日)

謹賀新年

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あたらしい年が皆様にとって実り多き年となりますように

                          平成二十九年 元旦

 

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2016年12月30日 (金)

お正月料理の助っ人

こんにちは。

昨日今日明日などは、お正月をたのしく迎える準備に東奔西走大忙しのことと思います。

おいしい料理の強力な助っ人はなんといっても愛情。そして丁寧につくられた調味料を台所に用意しておくこと。これがあれば大丈夫、と思える心強い味方をご紹介。

以前にも紹介しましたが、そのときはさほど重要だとは考えていなかったのんびり屋さんのあなた! 

そして今頃になって何か美味しいものをつくらなきゃいけないことに気が付いたあなた! もぅー、再度ご紹介しますね。ハイ!

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熊本は瑞鷹の料理用赤酒。

小豆を煮るにもコレ。かぼちゃを煮るにもコレ。お魚の煮付けにもコレ。新鮮なイカを生姜と塩とコレでサッと煮付けてもいいし。鶏の照り焼きもコレで作れば安心の美味しさ。

和食以外にもいろいろ使える万能選手の赤酒を、ぜひ年末年始のお家のご馳走作りに使ってみてください。

ちなみに鎌倉では、御成町の「高崎屋」さんか、坂ノ下の「三留商店」さんで買えます。どちらも31日まで張り切って営業しておりますので、まだ間に合います。

ご馳走の意味は、お客様のために馬を使って美味しい素材を走り回って用意すること。

ブログ見て休憩している暇はありません。さぁ、お財布を忘れずに。良いお迎えができますように!!

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2016年12月24日 (土)

We wish

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Merry X’mas!!

今年もいろいろなサンタさんから、愛のこもった贈り物をいただきました。

どうもありがとうございます!!!

皆様にとっても、今日がいつもと変わらぬ素敵な日でありますように。

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2016年12月23日 (金)

牡蠣パスタ始めました

毎冬、このパスタが始まるのを楽しみに待っていてくださるご贔屓さん待望の「広島産牡蠣と菜の花の春菊ソーススパゲティ」

牡蠣に、やわらかァーーく火を入れるのに神経を使っています。ハイ。

今年は暖かいせいか牡蠣の成長が遅いよう。しかし、もぅ待てない!との声が続出。小ささは数でカバーして、牡蠣と菜の花が出揃いましたので、ハイハイ、お待たせ致しました。

始まりましたヨッ!

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      広島産牡蠣と菜の花の春菊ソース スパゲティ ¥1580+税

*数に限りがございますので、心配な方はお電話で確認なさってみてください。

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2016年12月21日 (水)

年末年始のおやすみのご案内

こんにちは。

この告知をすっかり忘れておりました!!ごめんなさい。

年末は29日まで営業します。年始は3日のディナーから始めます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

一日がいよいよ駆け足で暮れていきますね。

皆様もどうかお体ご自愛くださいませ。

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2016年12月14日 (水)

振り返れば

こんにちは。

こちらはまだしとしと雨が降っています。そちらはいかがですか?

寒さも段々深まってきました。街を歩けば人々は足早に歩き、流れる音楽は賑やかに背中を押していきます。いよいよ今年も終わりですねェ。

今年も、うれしかったこと、かなしかったこと、おもしろかったこと、モヤモヤしたこと、いろいろありました。

もうすぐ誕生日が来ますが、私は歳を重ねることが年々愛おしくなってきています。

体の線は緩やかになってきたし、肌の張りもなくなってきたし、残念なことは色々あるけれど、若いときにはなかった不思議な落ち着いた気持が芽生えるようになってきました。

歳を重ねるごとに流れる月日は早くなってきたけれど、本を読むとき、頭の中に流れる時間は若いころよりずっと、ゆっくり過ぎていくようになりました。文のひとつひとつの裏に隠れた意味が理解できるようになってきたからかな。

読書は(漫画含む)、私の世界を広げてくれるのと同時に、ご飯を食べるのと同じくらいに私を強くつくっていきます。

さてさて、今年いちばん面白かった本がこちら。

エイミー・ベンダー著 「レモンケーキの独特なさびしさ」 角川書店

料理を食べると、その料理をつくった人の感情が感じられる女の子の話。

感情が分かるだけでなく、その料理の素材がどの地域でどのように収穫されたか、どのように加工されたかまでが視えてしまう。

その結果、その女の子はお母さんの作った料理が食べられなくなってしまいます。では自分が作ればどうかというと、自分の押し込めた感情がまっすぐに分かってしまって食べることができない。さて、この女の子に対して家族はどうなのか?

というお話ですが、食べ物屋としては、この女の子の持っている力は多少なりとも皆が持っているもの(特に小さなお子様にそう感じることがあります)、だと思うので、まったく他人事ではなく、ページをめくるのももどかしく、グイグイ読んでしまいました。

機会があれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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2016年12月 7日 (水)

湯気の向こうには

師走に入っても暖かった日々は急に冬の顔になり、蜜柑にコタツの暖かくも甘酸っぱい関係から離れられない今日この頃。 皆様いかがお過ごしですか。

私は今年も早々に風邪をひき、無念にもちょいちょい寝込んだりしております。今年はかなり気を付けていたのに、グズグズとやってきた風邪に、ヒョイとした隙にのっとられてしまう、このか弱い体が憎い。来年こそはキン肉マンにみたいになりたいものです。

寝込んでいる間にブログも滞り、あれこれ書きたいと思っていたネタもすっかりタイムリーさを失い、今、私はなにを書こうかと戸惑い、話にも旬ってあるんだと、しみじみ実感しているところです。

今、ウチでいちばんタイムリーな話題といえば年末年始の営業のご案内、ですが、せっかくですから、今、旬の料理を紹介しておきます。

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野菜のせいろ蒸し ゆずバーニャカウダソース (S)¥680 (M)¥980

毎冬、メニューにオンリストしている蒸し野菜のバーニャカウダ。近頃は家庭料理の範疇に入る料理となってきました。そこで年ごとにソースをバージョンアップしております。

去年は昆布オイルを使った旨みたっぷりソース。今年はそこにゆず果汁をたっぷり入れた、旨み爽やかソースにしました。旨み濃厚なのに爽やかなムロツヨシ的料理。

賛否はぜひ召し上がってから。

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2016年11月 9日 (水)

木枯らし1号 2016

こんばんは。

今日、11月9日午前に東京地方に今年初めての北寄りの強い風、木枯らし1号が観測されたとの事。いよいよ冬の始まりです。

今年初めて知ったのは、木枯らし1号は東京と大阪のみで観測するそうです。春一番の観測が北日本と沖縄以外の太平洋側でと、広い守備範囲に対して驚きの狭さ。・・・なぜ?

ゼブラでも木枯らしの到来と共に、この夏ずっと探求してきた辛味に一応の区切りをつけました。

「スパイシーチリカルボナーラ」も、「豚タケノコの黄金唐辛子炒め」も意外なほどに人気があり、自分たちが考える以上に辛さの需要ってあるんだと、思い至りました。

どちらも定番メニューにオンリスト。いつでも召し上がることができます。この新しい味をまだ未体験の方はぜひお試しくださいませ。

木枯らしも吹いたし、十分に寒くなってきたので料理も冬メニューに衣替え。テーマは「根菜と豚」。

ジャガイモとゴルゴンゾーラのグラタン、揚げ里芋の胡麻クリームソース、ゴボウと豚そぼろのコリアンダーピザ、豚団子の温かいスープ、豚と白ぶどうのローストなどなど。心と体を温める料理を用意しております。

中でも、ここ四年くらいずっーと、あぁでもないこうでもないと探求していた豚のローストがやっと完成しました。美味しいけれど決して食べ疲れしない、最初から最後まで一定のテンポで食べられる、ちょうどいい豚のロースト。

いったい何がちょうどいいのか?ぜひ確かめてみてください。

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秀麗豚とシャインマスカットのロースト トリュフ塩とフランボワーズソース 

300g¥1980+税

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2016年10月31日 (月)

お休みのおしらせ

お久しぶりです。

お元気ですか。

滑川の岸辺に生い茂っている葛の葉が薄黄色に霜枯れてきました。

今月が終わって、今年もあと少しでもぅ終わり。早いですねぇ。

ひと月ごとにカレンダーをめくる、というよりは、日めくりが三ヶ月ごとにドサッ、ドサッと落ちていくようなスピード感覚です。

時間って、早くなったり遅くなったり、つくづくと不思議。

我が家のジイジが亡くなってから、もうすぐ七年目になります。

いつの間にか、家にジイジがいないことが当たり前の暮らしになりましたが、いつもどこかで見守ってくれているのを感じています。

仕事が終わって家に着くと、まずはお仏壇に手を合わせて、今日一日がつつがなく無事に終わったことを感謝します。

信仰している神様は特にいないけど、亡くなったジイジが私達にとって最も身近な神様。

そんな神様のジイジの七回忌のため、11月6日の日曜日はお休みさせて頂きます。月曜日と合わせて連休となります。

七回忌が終わるとしばらく法事はないので、ウチの神様とたっぷりとっぷりおしゃべりしてきますね。

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2016年10月14日 (金)

秋踊る

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朝晩がめっきり涼しい、というより、寒くなってきましたね

夏の暑さに文句をいう時期は意外に短い。

秋だから寂しいというよりは、夏が去ってしまったことが、寂しい。

さようなら、夏。今年もたのしかったよ・・・

さわさわっと吹く風の冷たさに身が縮む今日この頃、あぁ秋。秋です。

・・・秋は、ご飯が美味しい季節ですね。

先日、頂き物のカベルネソーヴィニヨンに、山羊乳をキャラメリゼしたゴートチーズを合わせて、そのねっとりした美味しさに溜息をついていると、近頃、辛さに夢中のなべさんがニコニコしながら辣子鶏(ラーズージー)を登板させてきました。

四川産唐辛子の朝天椒と青山椒を使って作られるこの料理、見た目ほどには辛くなく、まろやかな辛味と食欲をそそる風味に、柑橘の香りの山椒がときどきピリッと舌を刺激してくる位の辛さ。

問題は辛みではなく、ワインと合うかどうか。というより、エー、なべさん、これはまったく合わないんじゃないの・・・せっかくの美味しいワインなのに。

と思いながらも、辣子鶏をひとくち、ワインをひとくち飲んだ瞬間!口の中を押し出すように爆発的に花が開いた!

う・・・、わぁー、なんですか、これは?!

ワインの花が開いた・・・

どうやら、山椒の柑橘の風味とカベルネソーヴィニョンの後味深い余韻が綺麗に組み合わさったようです

うーーーーん、まったくワインって、なんてミステリアスなんだろう!

ここのところ、私事の心配事続きで、ワインを探求する気持がまったく無くなっていたのですが(そういう時もありますよね)、このすばらしいマリアージュに、すっかり雲が払われました。

あぁ、幸せ・・・。

ワイン、この気難しくて、時間とお金のかかるお酒。おかげで赤い靴を履いた少女のように踊り続け、まだまだまだまだまだまだまだまだ、解放されそうにありません。

とっぴんぱらりのぷぅ!

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2016年10月 8日 (土)

感謝します

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おかげさまで、本日で開店9周年を迎えました。

・・・それにしても、本当に早いですね。

開店当初はまだピヨピヨしていたウチの子供たちも、思春期や反抗期を経て、進路や就職の話になっているなんて、もぅ、その成長の早さに驚いております。育児の期間は長いように思えて、実は親の手元にいる時間は短いものなんですね。

ここ鎌倉大町にお店を開いて早9年。

私たちは、たくさんのお客さまに育てて頂いて、今日まで来ました。今日があるのも、その方々のおかげであります。

本当に、どうも有難うございました。

至らない所はたくさんありました。今も変わらずあります。

こんな自分たちを、遠く近くでそっと見守ってくださっている方々の気持を砥石にして、これからもじっくりと自分たちを磨いていきます。

日常と非日常の真ん中らへんにある、グルメのファミレス。なんとも微妙で絶妙な落としどころ。ここを目指して日々精進して参ります。

どうぞこれからもよろしくお付き合いくださいませ。

 

                                             店主

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2016年10月 7日 (金)

鎌倉逍遙

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鎌倉は十二所にある朝比奈峠。この峠には55万㎡の広大な敷地を有する鎌倉霊園があります。

この鎌倉霊園が発行する「鎌倉逍遙」は、鎌倉三十三観音霊場巡りを季節ごとに丁寧に掘り下げて案内してくれるフリーペーパーです。今回秋号にて、写真家 原田 寛さんの推薦でゼブラを掲載させて頂きました。

「逍遙」とは、気ままにあちこちを歩き回ること。そぞろ歩きの意味です。鎌倉三十三観音霊場巡りにスポットを当て、ゆったりと気ままに巡る方向けのガイドとなる手引き書です。

鎌倉霊園に眠る著名人の生涯を紹介するトピックも、こちらの知的好奇心をそっと満たし、次のそぞろ歩きへさりげなく導いてくれます。

三十三観音霊場巡りをすべて紹介した暁には、ぜひガイドブックの形にして欲しいフリーペーパー。ゼブラにも置かせて頂いておりますが、街で見かけたら迷わず手に取って、保存されることをお勧めします。

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2016年10月 2日 (日)

祝・内定

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我が家の真ん中の娘が、念願の会社からめでたく内定をいただきました。

ここ最近ずっと、悩ましく、身に心が添わず、落ち着かない日々でしたが、娘が無事に向こう岸に渡れたことに、ホッと安堵しております。

小さな頃から、「大きくなったら何になりたい?」と聞かれれば、即答で「ふつうのひと!」と、答えていた真ん中の娘。

その答えの通り、地味で目立たず、当たり前のようにどこにでもあり、人々の日常をつなぐ仕事にご縁ができ、小さな頃からの願い通りになっているなぁと、感心しています。

真ん中の娘の長所は、整理整頓が好き、時間やお金にキッチリとしている、素直で頑張り屋で負けず嫌い、ですが、その長所と同じものを持っている娘さんは日本中にたくさんおります。

娘が無事に内定を頂くことができたのは、娘の学校の先生たちが熱心に導いてくれたから。

きっと他の高校に行き、大学に行っていたら、あのような、親鳥が雛鳥に飛び方や餌の取り方を教えるような、きめ細やかで、厳しく、愛のこもった導きはなかったでしょう。

娘の口からはよく、たくさんの先生方のお名前が出てきました。

「担任の先生が推薦会議で、渡邊はうちのクラスの天使ですって、推薦してくれたんだって(汗)!」

「放課後ね、友達と楽しくおしゃべりしてて、ある先生にすれ違いざまに挨拶したら、あなたの笑顔にこっちも気持が明るくなったわって、言ってくれて、ハッとしたんだよ。笑顔にそんな力があるんだって・・・」

「同じ会社を受ける子と、お互い様子を見合って仲良くしないでいたら、ある先生から、あの子と渡邊はライバルなのか?って、言われて、ハッとしたんだ。それからは、一緒に考えたり、悩んだり、情報を交換したり、仲良くなったんだよ。あのままだったら、ひとりで戦っていたよ・・・」

「先生たちがこうしたほうがいいっていう事が、それぞれぜんぜん真逆だったりして、どうしたらいいのか悩んでたら、ある先生が、自分が取り入れやすいほうが自分に合っているんだから、自分がいいと思う意見にすればいいんだよ、って言ってくれてハッとしたんだよ・・・」

高校生の就活は、先生方の働きがあってこそ成り立ちます。娘は短期間に一歩ずつ、大人の見方、考え方ができるようになっていきました。

たくさんの先生方が陰になり日向になり、娘の身になって支えてくださったことを、心から感謝いたします。

このような場でお礼を申し上げるのは大変失礼とは存じますが、たくさんの先生方に取り急ぎお礼を伝えたいので、どうかお許しください。

本当に、どうもありがとうございました。

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2016年9月30日 (金)

秋の始まり 4

今日も、旬じゃないけどおすすめ料理シリーズ、第4弾。

ババン!

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       蓮根とベーコンの西京味噌風味のピザ ¥1580+税

このピザは、デンマーク産のマリボーチーズと京都の西京味噌を使った、発酵モノ×発酵モノの出会い系ピザ。女性からの熱い支持が根強い秋の定番ピザです。

お次はこちら。

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         ぶどうのキャラメルブリュレ  ¥500+税

キャラメル味のブリュレに、花をイメージしたぶどうをのせて。甘党におすすめです。

うん、今回はしっかりと秋のおすすめになってしまいました。

気が付いたらいつのまにかもぅ、九月も終わりですね。

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2016年9月29日 (木)

秋の始まり 3

こんにちは。

まだまだ暑い日もあれば涼しい日もある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日の雨の夜、ザーーッと降りしきる雨の音の向こうに、虫の音が聞こえてくることに気が付き、とても驚きました。

夏の虫の代表である蝉は、雨が降ると鳴き止み、雨が上がると鳴き始めるので、秋の虫たちも雨には休むのだと思い込んでいたのです。

雨音の膜につつまれた虫の音は、水気を帯びてやわらかく、ゆっくりと響いてきます。

まるで耳の中をしなやかなススキの若穂で撫ぜられているかのような心地良さ。本を読む目を閉じて、うっとり聴き入っておりました。

季節の移ろいのあれこれに気がつくのは、いくつになってもいいものですね。

さてさて、旬ではないけれど、今おすすめのお料理シリーズ第三弾。

今回はこちら。

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アレ、いつものカルボナーラ?

ハイ!

こちらはカルボナーラはカルボナーラですが、新作の「スパイシー・チリ・カルボナーラ」でございます。

この夏は、課題だった辛味の研究にせっせといそしみました。

出来上がったのが日本一辛い黄金唐辛子を使った、黄辣醤。

辛さの中にも旨みと香りがあり、瞬間的な辛さがパチパチッと通り過ぎます。

元は、担々麺の辛味をより複雑にしたい気持で作った自家製発酵醤ですが、以前から気になっていた、カルボナーラの濃厚なコクをキレよくするために試しに入れてみたら、おぉ!!

これは辛党にはたまらない美味しさ。定番入り決定!

辛さは、A、B、C、三段階から選べます。

辛味の好みは人それぞれに違いますので、どれくらいの辛さなのか心配な方はまずは、スタンダードなAからどうぞ。

そこそこ辛いものがお好きでしたら、Bを。

毎日のようにカプサイシンを摂取している方は、Cをお選びください。

Cでも物足りなかった、というお客様には、特別に次回からDランクでご注文ください。

申し訳ございませんが、D以上のご注文は貴重な黄辣醤の確保のため、ご遠慮くださいませ。

辛さのリクエストは、ディナー限定の担々麺でも申し受けております。こちらもぜひお試しください。

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2016年9月13日 (火)

鎌倉散策の友

先日発売された、「新版 鎌倉本」にゼブラを掲載させて頂きました。

 

鎌倉・大町散策のお供にぜひどうぞ!

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                     枻出版社 ¥925+税

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2016年9月10日 (土)

秋の始まり 2

前回にひきつづき、季節感はないが、今一押しの料理をご紹介します。

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クワトロファルマッジ バナナ&ブルーベリーハニー ¥1780+税

料理にフルーツが入るのは苦手ですが、これは別。バナナとブルーベリーは熱によって甘さがなくなり、トロリとした触感に変化。

そこにゴルゴンゾーラ、モッツアレラ、パルミジャーノ、マリボーの4種類のチーズの塩気が綱引きをし、そこへなだれ込む蜂蜜の甘さ、しかし待ち構えていた粗挽き胡椒がスパイシーにアクセントを効かせる、といった見事なバランスを魅せるピザ。

えぇ、もうこれはピッツアではありません。ピザです。甘そうに見えて甘くない、しっかりと酒の友になるピザ。それにしても、カロリーの高いものってホント中毒性がありますね・・・

910takopa1imgp0128地タコのトマトソース パッパルデッレ ¥1380+税

やわらかく旨みの濃い地タコをサルサヴェルデ(緑のソース)に絡め、たっぷりの野菜は塩味でゆで、トマトソースのパッパルデッレにオン。三つの味と触感の違いをお楽しみください。
 

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カルボナーラ ¥1080+税

パスタの定番、カルボナーラは、麺をスパゲティから、3ミリ×2ミリの角麺のキタッラにブラッシュアップ。モチモチ感と圧倒的な食べごたえに涙。

さてお次は、

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バナナのキャラメルブリュレ ¥500+税

キャラメルとバナナは仲良し。しっかりと甘いものがお好きな方へ。

季節感のない新作、まだまだ続きます。

 

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2016年9月 8日 (木)

秋の始まり

そろそろ洗濯物を取り込もうかと、窓を開けたら、東の空にそっといわし雲が広がっていたのは一昨日の話。

草陰では秋虫たちが初々しくもにぎやかに、深まる秋に向けて同じフレーズを幾度もくりかえしています。

さてさて、そんな暑いような涼しいような曖昧な今の時期は、秋の旬を存分に楽しむ気分でもなし。

ハテ、いったい自分が何を食べたいのか自分でもよく分からない、というあなたにおすすめの料理がこちら。

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      桜海老と玉ねぎのピッツァ ¥1780+税

某製菓会社の海老スナック菓子を、大胆にピッツアに再構築。この組み合わせになぜ今まで気がつかなかったのだろう。桜海老の旨み、玉ねぎの甘さ、粗挽き胡椒のスパイス感が三位一体、手が止まりせん。

ニュースタンダードピッツアの予感。ガラパゴス万歳!!

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2016年8月14日 (日)

年年歳歳

近頃、バアバの家の電化製品の買い替えラッシュが続いている。

エアコンやら電話やらインターフォンやら給湯器やらが、あちこち調子が悪くなり、壊れてきたのだ。

聞けば、どれもこれも20年は使ってきたシロモノで、いくら丁寧に使っていたとはいえ、ガタが来て当然の年頃だった。

当然の年頃なのだが、長年それらに馴染んできたバアバにとっては、ガタにも馴染みがあり、新品の便利な機械になってうれしいワ、というよりは、ハテ?このピカピカ光るあたらしい機械を、信用なんかしていいものかしら?といった疑いを根深く持ちつつも、ないのは困るので、しぶしぶ受け入れているといった様子。

物を大事に使うバアバの家で、いちばん古い機械は何といっても扇風機である。

ナショナル製の、うすい水色の羽根の、大きな、どっしりとした扇風機。もう59年も使っている。来年は還暦。

いかにも昭和30年代製といった、おおらかで、落ち着きがあって、あかるい清潔感のある扇風機。まだまだ現役。今年も元気に風を送ってくれている。

夏、この家の茶の間に、バアバがソファに座り、その向かいにこの扇風機がある光景がとても好きだ。古くて丈夫で頑固でやさしい形が向かい合っている光景が。

人の世に永遠というものはないけれど、まだまだまだまだもう少し、去年と同じ夏をプリーズ!!

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・・・コレに赤いちゃんちゃんこ着せたら、怒るだろうなぁ!

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2016年8月10日 (水)

隠し場所

今朝、ゼブラの大家さんの奥さんから電話があった。

店横にある駐車場の隅に置いてあった雑草のゴミ袋を、自分のところの出すついでに捨てちゃったけれど、良かったかしら?という、確認の電話だった。

鎌倉では週一回、落ち葉や、抜いた雑草、剪定した植木の枝などを捨てる日がある。集められた草や枝はクリーンステーションで堆肥にし、市民に無料で配布されるという、素敵な循環システムです。

店の駐車場の雑草を袋にまとめたものの、週一のゴミ捨ての時間に出せそうにもなく、直接クリーンステーションに持ち込もう(有料100円)と、放置してあったのを捨てて下さり、なおかつ、良かったかな?と、確認の電話をしてくれたそのさりげない心使いに感激。

奥さんは、「もしかしてね、ほら、雑草の袋の中に」あ、分別してないゴミとか?「オタカラ隠してたら悪いから、確認しとこうと電話したんだけど・・・」

!!!いやいやいや、そこにお宝隠してないっス!

うちの大家さんの奥さんは、とても親切でお茶目です。

どうもありがとうございました!!

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ウチのお宝はクーラーの効いた部屋でゴロッゴロッゴロッと昼寝中。部屋が狭くなってギュギュッとしたお宝部屋になります。

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2016年7月28日 (木)

ハロー,サマー!

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2016年 7月28日 木曜日、やっと夏がきた。

来たと思ったらすぐに帰ったり、しばらく来ないと思っていたら、昨日から隣にいたかのように居座ってたり、思春期の男の子ほどにセンシティブに、夏がやってきた。そのせいなのか、鎌倉ではミンミン蝉とヒグラシが一緒に鳴いていて、けっこう混線している夏の空。

今年は夏が好きになれそうな気がする。空調の効いた部屋から外に出て、海を抱きしめたい感じ。

BGMはルイ・アームストロングの「Hello,Dolly!」

夏の歌ではなく冬の歌だけど、きみに会いたくてたまらなかったよ、って風情が、今年の夏気分。

変化はいつも夏に。 

2016年、今年の夏はいかがですか?

 

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2016年7月25日 (月)

七月の歌

おとといは、波ちゃんの結婚お披露目パーティだった。

波ちゃんは、ラオスの子どもたちに本を読む楽しさを教える仕事をしていたことがあって、畑をたがやすように丹念に根気よく、子どもたちのやわらかな頭に知の種をまく暮らしをしていた。五年ほどのラオス暮らしでその仕事の成果を達成しただけでなく、生涯の伴侶を見つけて日本に帰ってきていた。

その人は、きれいな石のような眼をしたひとで、一目見て、さすが波ちゃん!と思った。この世界で数少ない、純粋なる原石のひと。

波ちゃんがお店に初めて来てくれたのは、もう七年前の話だけど、よく覚えている。

いいお天気の初夏の日に、風のようにふわっと来てランチを食べて帰っただけで、何か印象的な話があったわけでない。

印象的だったのは眼差しで、こちらの目をまっすぐ見てくるその眼の奥のきらきらしたあかるさと落ち着いた聡明さに、どう返したらいいかわからずドギマギしたから。 

お店を気に入ってくれた波ちゃんは、すぐに家族を連れて食事をしにきてくれた。波ちゃんのお父さん、お母さん、弟の麦くん、妹の麻ちゃんはまた、それぞれの友達を連れて通ってくれるようになり、あっという間に秋元家はお店になじんでいき、私たちも秋元家になじんでいった。 

なにしろ距離のとりかたが適切なのだ。スッとこちらの懐に入って、するりと抜けていく。これが秋元家の家風だけど、その家風を作っているのがお父さんで、その風を色濃く受け継いでいるのが波ちゃん。

皆が見て見ぬふりするような、こちらの至らぬところを遠慮なくストレートについてくるけれど、その言葉は決してひとを傷つけない。核心をついてくるのに、血は出さない。ほんとうに見事な技の持ち主で、よほど心の剣を研ぎ澄ましているのか、刺し方がいいのか、よくわからない。

スピーチで波ちゃんは、家族がだいすきで、その家族からはなれてあたらしい家族をつくることに、ためらいとさみしさがあったことを話した。

パーティの終わりごろ、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を、お父さんがハーモニカ、お母さんがギターで、麻ちゃんが歌った。すごくよかった。

麻ちゃんがよく通る声でほがらかに歌い、お父さんはハーモニカを勢いよく、ときおり同じフレーズを行きつ戻りつ吹き鳴らし、お母さんは安定してゆったりとギターをつまびいた。その場にいた皆が笑顔になる、「風に吹かれて」だった。

次は波ちゃんのパートナーが歌った。ギターをやさしく弾きながら、波ちゃんの好きな歌を、やさしい声で、やさしく歌った。愛のこもったいい歌だった。胸にしみる歌声に、みんな耳を傾けて聴き入った。

七月の光が外から差していて、窓の閉じた店にそのとき風が吹いたように思えたのは、やっぱり、気のせいだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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2016年7月21日 (木)

夏の宿題

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夏のお楽しみのひとつ、NHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」の昆虫担当・ぐんま昆虫の森 名誉園長の矢島稔先生が今日をもって電話相談をお辞めになるニュースが今年いちばんのさみしいニュース。

相談内容のおもしろさに、こどもに誠実に向き合う回答のすばらしさ、先生のお人柄のにじみ出る声が好きでした。

いつか質問したい、いつか電話してみたい、と思いつつ時が過ぎ、いつか自分の子どもたちに質問させたい、電話させてみたい、と思いつつ時が流れ、毎夏、ラジオから先生の声を聴くこと、30年。

あの声が聴けなくなるなんて、一度でいいから勇気ふりしぼって全精力つかって子どもになって、質問すればよかった・・・ 

矢島稔先生、長い間ほんとうにありがとうございました。

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2016年7月16日 (土)

夏支度 2016

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雨は、降りすぎても降らなさ過ぎても困るけど、いつでもどこでもすべてにちょうどよい気象なんてないものだ。大昔からはるかな未来になった今でも、人は気象を操縦できない。

それは宇宙規模で調整されていて、きっと地球にとっては風邪をひいて鼻水がよく出るくらいの変化なのだ。かなしいことに。

この夏は帽子を買いたい、という真ん中の娘といっしょに小町通りへ。

真ん中の娘は帽子が似合う頭のつくりなのに、本人は頑として似合わないと言いはってかたくなに帽子をかぶらなかったのに、どういう風の吹きまわしか今年は帽子をかぶりたいと言い出した。

いつも素敵な帽子をかぶっていらっしゃったお客様から聞いた帽子屋さんを探しに、日差しの強い午後、小町通りの人波に吸い込まれにいく。

人力車のお兄さんに聞いてたどりついたお店は、普段着用からとびきりのお洒落用までずらり揃ったお店で、とりあえず目に付いたものを順にかぶっていけば、色、形、素材それぞれの組み合わせのあたらしい発見に心が躍る。

最終的には、正統派のパナマ帽の艶、形、手触りに、溜息が出るほど心惹かれたけれど、その値段も溜息が出るほどだったので、ひとまず店を出て頭を冷やすことに。

たしかに素敵な帽子だが、とぼしいお小遣いでは到底買えない値段だし、若い娘がかぶるには上等すぎる。それにちゃんと予算内の値段で可愛い帽子も見つけたのだ。

けれども、このパナマ帽をかぶると、まるで薄化粧をしたかのような艶が顔に出る。アトピー肌でお化粧のできない娘にとって、なによりの化粧ではあるし、背筋が自然と伸びる品の良さがある。端正な紳士物の美しさは、身につけるだけでなく、眺めていても飽きることがない。

ちっとも涼しくない、熱気を含んだ外の風にあたって娘が出した結論は、この夏のバイト代全てでパナマ帽子を買う、という答え。

真ん中の娘は整理整頓好きで、いらない物はすぐに処分する性分だが、それだけに手元に残した物は丁寧に扱い、靴や洋服などはいつもきちんとしている。

買いものは、社会とつながっている。なにを買うかは、なにを選ぶかにつながり、どう暮らすか、どう生きるかにひろがっていくと思う。

17才の夏に自分のお金で買ったパナマ帽子は、きっと大人になっても手元に残るだろう。

帽子を見るたびに、17才の夏を思い出す。モヤモヤした、誰にぶつけていいかわからない怒りや淋しさ、喜びを、微笑みを持ってなつかしく思い出すだろう。

でも今は

まだそれを知らない

支度中の中途半端さ。

 

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2016年6月30日 (木)

夏に向けて

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夜の部の人気メニュー、 大和豚と野菜の黒酢炒め ¥1980+税を、プチっとリニューアル。

定番の味はそのままに、添える野菜を多彩にし、それらを小さく切ることによって、濃厚な黒酢の箸休めに。

豚肉、ナス、ズッキーニを揚げて黒酢ソースと合わせ、赤パプリカ、黄パプリカ、黄ズッキーニ、緑ズッキーニ、ブロッコリー、カリフラワー、白いんげん、スナップエンドウ、そら豆など、9種類の塩茹で野菜を添えました。野菜は季節によって変わります。

肉、野菜、肉、野菜、肉、肉、野菜、肉と、交互に召し上がってみてください。味の違いがリズムになりますので、ご自分のちょうどいいリズムを探してみてくださいね。

只今暑い夏に向けて、ビールに合うピリ辛おつまみも開発中。ビール泥棒のおつまみ、近日公開!!

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2016年6月26日 (日)

大切なおしらせ

誠に申し訳ございませんが、長年ご利用頂いておりました契約駐車場がアパート建て替えの為、8月31日をもって閉鎖となります。

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当面は厨房横の駐車場へ縦に2台のみの駐車、コインパーキングのご利用となりますので、どうかご注意ください。

新しい駐車場が決まるまでご不便をおかけしますが、なにとぞご理解くださいますようお願い申し上げます。

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2016年6月25日 (土)

初夏のパスタ 2

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真鰯のソテー トマトソース・パッパルデッレ ¥1380+税

 

真鰯をカリッとソテーして、サルサヴェルデ(イタリア語で”緑のソース”の意味。基本はイタリアンパセリ、オリーブオイル、ビネガーですが、レシピは人それぞれに。)を添えて爽やかに。 薄く幅広で滑らかな麺と、たっぷりの野菜をお楽しみください。

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2016年6月23日 (木)

老媼夜譚 五

お久しぶりのレバノンワインリポート第五弾。

当店は、いつもいつまでも、レバノンワインを支持しております。

えー、ゴホン! 私、レバノンの土壌が中生代白亜紀の石灰岩で、これによって綺麗な酸のワインができるって、お伝えしたでしょうか?

ア、なるほど。

では、平均標高1000メートルの高さゆえの昼夜の寒暖差の激しさが、透明感のある味になると、お伝えしましたか?

ア、なるほど。

ではでは、レバノン山脈とアンチレバノン山脈の雪溶け水によって、ミネラリーでしっかりとしたボディが育まれるって、お伝えしたでしょうか?

ア、それも。なるほどなるほど。

後は、第一次世界大戦後にフランス統治になったことによって、ワインの醸造技術が飛躍的に向上、洗練された香り豊かなワインが造られるようになったことも?

ア、それもお伝えしてましたか。それじゃ後は・・・、うん、飲むだけです。

魅惑のレバノンワインの入口はまずはこちらから!

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Coteaux de BOTRYS CHATEAU DES ANGES 2008

カベルネ・ソーヴィ二ヨン ¥4860+税

合わせる季節の料理がこちら。

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炙りカツオのカルパッチョ トマトソース パッパルデッレ ¥1380+税

レバノンワインの洗練された力強さは、野菜、トマトソース、旨みの濃いたんぱく質によく合います。

世界は広く、胃袋は小さい。人生は長く、歳月は短い。

未知を知に。

Let’s try!!!

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2016年6月14日 (火)

お休みのおしらせ

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本日のランチは店内メンテナンスの為、臨時休業となります。

 

ずっと気になっていた、ホールの床とトイレをお手入れします。

トイレはそろそろ、ペンキを塗り直さずとも良い素材に変えたいところ。

夏には仕上げたいですね。

早くお店を完成させたいような、手を入れる所が無いのはさみしいような。

でもきっと、メンテナンスに終わりなしだよね。

ディナーは営業します!

 

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2016年6月 7日 (火)

初夏のパスタ

こんにちは。

お元気ですか。

梅雨に入って、空気がしっとりしてきましたね。

洗濯物のことさえ考えなければ、このしっとりした空気が好きです。

六月が来たなァ、と感慨深く、それこそしっとりしながら月日の流れを感じます。

一年の半分だから、まだまだ余裕、大丈夫。しっとり。

新年の誓い達成は、これからだから!! しっとり。

・・・えー、今年の初夏パスタをご紹介しまーす。

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シラスと新ワカメの塩スパゲティ ¥1380+税

「あー、あれね、毎年出してるシラスと山形のお漬物のダシの組み合わせでしょ?」 

ハイ、そうです。毎年おなじみのこのパスタですが、今年大きく変化したのは、麺。

去年の今頃に開眼した、麺。

それはもう、麺道と言ってもいいくらい奥深い道。

究めれば手打ちに行きつくのですが、体力が持たないのでごめんなさい。手打ちではないです。

さて、麺とソースの相性をじっくり探ってきた結果、一年たって、やっとベストオブベストの形になりましたー。

まずこちらの麺は2.2ミリのスパゲティ。やや太め。通常スパゲティの麺はソースが絡みやすいように表面に細かなキズがあるのですが、これは表面がつるつる。つるつるでモチモチ。あっさりしたオイルベースにぴったり。

これにメカブやもずくのネバネバが重なると、そりゃアもう!ズゾッと。

イタリア人、イタリア通の方からしたら、これは邪道のパスタです。ここで紹介するのもおっかなびっくり。ですが、これは湿度の高い日本では実に喉越しよく、胃袋にスルッとおさまるガラパゴスパスタなのです。

カリーがカレーになり、ピッツアがピザになった日本独自の食進化。スパゲティにもあたたかい目を向けて、ぜひお試しくださいませ。

次の初夏パスタはこちら。

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「鳥一」さんの鶏のトウモロコシクリームソース クレステ・リガーテ

このショートパスタ、クレステ・リガーテはとてもおもしろい触感です。

クレステ=鶏のとさか リガーテ=筋(すじ) という意味。とさか部分のひだひだや筋にソースが絡むのですが、それだけではなく、鶏の頭に当たる部分の両端が少しだけ空いていて、中にソースが入り込むんですね。これが食べると中からソースがピュッと出て、微妙な触感のリズムになるのです。

おもしろいパスタですから、ぜひこれも試してみてください。

初夏のパスタ二品のご紹介。以上、現場からお伝えしました!!

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2016年6月 6日 (月)

熊本の逸品・瑞鷹の赤酒

熊本には、若い頃に一度行ったことがあります。

その当時、長崎に住んでいた私を、弟が静岡からバイクで訪ねて来てくれたことがあり、身内がはるばる訪ねて来てくれたうれしさにウキウキと住み始めたばかりの長崎を通ぶって案内し、さらに足を伸ばして、熊本、阿蘇をバイクで巡ったのが心の思い出であります。

当時は、ただ弟が来てくれたといううれしさだけでしたが、お互い所帯を持ち、子や親のお世話をするようになった今となっては、何も考えずにバイクに乗って見知らぬ土地を旅するという身軽さが、ただ若さひとつのみの身軽さにもかかわらず、持ち慣れない鞄のようにブラブラ持て余していたのだと、まぶしい気持で思い出されます。

旅は若いうちにたくさんするのが良いと思います。旅が旅行にならないうちに。

バイクの後ろから見えた熊本は、豊かに茂る街路樹、広い道路の真ん中をゆっくりと走る路面電車、清々と吹き渡る風、低いビルディング、綺麗に手入れされた熊本城などが昭和の情緒を色濃く残し、住んだこともないのにザワザワと不思議な郷愁を感じさせる風景でした。

またいつか旅してみたい、そんな熊本の逸品がこちら。

ドスコイ!!!

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慶応3年創業、瑞鷹の赤酒。

赤酒は、もろみを搾る前に、木灰を入れることによって、酸を中和し、保存性を高めており、「灰持酒(あくもちざけ)」とも言われています。

木灰を入れることによって弱アルカリ性になり、この赤酒を入れて煮れば、野菜も肉も魚もふんわりと柔らかく、上品な甘みと、輝く照りが加わるのです。

甘い料理が苦手な方でも、この赤酒を少量入れた煮物なら、そのほんのりとした甘さに、ついつい箸が止まらなくなってしまうこと間違いなし。むしろ奪い合いに注意。

例えばこれで金目鯛を煮付けたら、金目鯛の赤に黄金に輝く照りがピカピカと絡みつき、そりゃアもう、拝みたくなるような姿の良さ。べラボーにブラボー!

さらに使い出は和食にとどまらず、うちでは中華料理やピザのソースの隠し味に何かとこれを忍ばせています。ムフフ。

今回の熊本・大分地震では、蔵にかなりの被害があって製造を一時停止しておりましたが、6月下旬から7月初旬頃には販売も再開できる見通しだそう。

詳しくはWEBショップを覗いてご確認ください。

煮物の味の着地点に悩んでいる若奥様から、砂糖以外の甘みをお探しのプロの方へ。想像以上の仕上がりの良さを保証致しますので、ぜひぜひ手に入れてお試しくださいませ。

最後に、12分46秒のショートトリップをオマケに。

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2016年5月10日 (火)

若葉の頃

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今年のGWはいかがでしたか?

海に山に川に、日本縦断、横断、あるいは海を越えてはるか外国へ、充実した休日を過ごされましたか。

さてさて、今年のゼブラは、席を二部入れ替え制にしたこと、メニューを絞ったことにより、格段に提供時間が早くなりました。

提供が早くなったこともうれしいのですが、料理や接客以外のことについて、考えが至るようになったことが、もっとうれしい。

個人店の温かさと、大手のスピード感。この二つが融合したお店が、目下のところの目標です。

今回、リニューアルしたHPのトップ画面に載せたお店のキャッチコピー、「鎌倉のファミリ‐レストラン」にも、この気持を込めてつけてみたのですが、馴染みのお客様からは、「この店、ファミレスって感じじゃないんだよなァ」と、あまり共感は得られていません。ムフフ。

むしろ中央線沿線系飲食店、と指摘され、「なるほどなァ。」と、感心したり。揺れる乙女心満載の立ち位置で申し訳ないです。

でも、大手チェーン店から見習うところはいっぱいあって、いつも本当に感心しています。全ての動作に無駄がなく、オペレーションを秒単位で考え尽くしている姿勢がすごい。早さに本気。

うちは二人で回しているから、なかなか至らないとこもあるけど、二人ってことは、会議も決定もすぐに決まるじゃない、と考え、日々ちょこちょこ軌道修正をしております。

エー、そんな調子で8年。今年ついに、なべさんの料理が食べられるなら、給料はいらない、という変わった子がバイトに立候補! オぉぉー!

やや昭和の匂いの申し出ですが、バリバリ平成生まれの女子高生。真ん中の娘の友達、まりりんです。ピュアピュア日本人の、まりりんです。

うちの娘が、なべさんの料理がいかに美味しいか、日頃自慢していた(大好きなんです、父が。)ので、それなら給料はいらないから、バイトして食べてみたい!と立候補。なにかと人出不足のGW、真偽のほどはともかく、渡りに船(昭和ー!)で、採用決定。

おかげさまで、助かりました。

うちのバイトさんは代々、負けず嫌いで、根性のある、高賃金を望まない、変わった娘さんばかりなのですが、まりりんもそんな変わった娘さんで、慣れないなかでもよくよく働いてくださいました。

ただ問題といえば、私が「まりりん!お皿下げよう。」とか、「まりりん!苺持ってきてくれるかな。」とか、「まりりん、お冷や氷なし三つね。」などと指示出しをすると、店中のお客様が、え、マリリンどこにいるの?と、ざわつくことでしたか。

そんなGWのゼブラに、今年も変わらず馴染みのお客様がいらしてくださったり、お子さんの成長ぶりを見せにきてくださったり、久しぶりにいらっしゃったお二人の間に可愛いお子さんが生まれていたりと、こちらはあまりお話もできないのですが、変わらぬことと変わったことに、ひとり喜んでおりました。

目が心の舞台なら、背中は心の舞台裏、と感じておりまして、目を合わせてお話しなくても、お店に来てくださったことと、お帰りの際の背中で、お客さまの幸せを感じております。

馴染みの方も、はじめましてのお客様も、今年のGW、当店にご来店頂き、誠に有難うございました。

またのご来店を心よりお待ちしております。

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2016年5月 9日 (月)

さようなら、GW2016

こんにちは。

2016年のGWも終わりましたね・・・

この大型連休をつつがなく進行させ、たくさんの人々の娯楽と足と胃袋と眠りを支えたすべての関係者の皆さん、カンパぁーーーーーーーイィ!!!

イヤイヤイヤイヤイヤ、ヤイヤイヤイ、どーもどーもどーーも、おつかれさまでしたァーーー。

今年も悲喜こもごも色々ありましたが、反省は後で後で。 今日から平常日。会社に学校、いってらっしゃーい!!! わたしは、フニャフニャフニャ、おやすみなさい…

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2016年4月28日 (木)

2016.ランチGWバージョンのご案内

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こんにちは。

 

こちらはしとしと雨です。肌寒いけれど、暖房をつけるほどではありません。辺りの空気にむずがゆさがあって、おそらく土の中では虫や植物たちが、晴れたら外に出よう晴れたら外に出ようと、準備しているところでしょうか。

 

そちらの空はいかがでしょうか。

 

さてさて、まだまだ、と、のん気に構えていたら、いつのまにかもう明日からGWです。

エー、今年はなべさんと協議の末、ランチ営業だけ、仕様を変更することにいたします。

まずは、

1、ランチを二部入れ替え制にします。

  11:00~12:30(一部)

  13:00から14:30(二部) 

2、メニューをしぼります。

    《季節のパスタセット》

   1.シラスと新タケノコと新ワカメの塩スパゲティ

   2.初夏野菜の豚ボロネーゼ パッパルデッレ

   3.小海老のブロッコリークリームソース クレステ・リガーテ

       4.厚切りベーコンのカルボナーラスパゲッティ

                                          ¥1706

    《マルゲリータセット》                     ¥2138

    《アラカルト2種》

     ・自家製真イワシのオイルサーディン         ¥626

     ・山形産白金豚の自家製ハム   (S)¥842 (M)¥1382

 *焼売、坦々麺などを楽しみたいお客様は、ディナーへどうぞ。    

 

3.お会計はテーブル席で

一声かけて頂いて伝票を見せてくだされば、すぐにスタッフがテーブルへ伺います。 どうぞ、ゆったり座ってお待ちください。

GWとはいえ、小町通りのように常に人が行きかうわけではないので、席の二部入れ替え制はだいぶ大げさなのですが、毎年少数精鋭でお店を回していて感じた不具合として、席に座っていらっしゃるお客さま以外の対応に時間がとられること、がありました。

例えば、営業中の電話応対や、駐車場のお問い合わせ、近くのお寺さんへの道案内などなど。

自分たちも外に出るときは直接お店に問い合わせることが多く、気持が分かるだけに丁寧に対応したいのですが、すると今度は座って料理を待っていらっしゃるお客さまにシワ寄せがきてしまう。

それがジレンマでした。

GWは、道路も電車も新幹線も飛行機もたくさんの人々が移動するので待ち時間が多く、目的地に着くだけでもぅ疲れてる、こともあるかと思います。

駅から15分歩いてやっと着いたお店で、食事がすぐに頂けることは最大のサービスになると思いますので、どうぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

ご予約頂いたお客様には、この旨お伝えしておりますが、予約をされないでいらっしゃるお客様も多いので、おそらく混乱することもあるかと思います。

至らぬところもありますが、今年は実験的にこの形で営業し、改善するところがあれば、細かに修正して来年に繋げたいと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。

Always trial and error!→ zebrA

 

 

 

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2016年4月27日 (水)

初夏の料理

こんにちは。

暖かい日が続くようになりましたね。

今日は新作料理をご紹介。

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トマト味噌やっこ ¥480+税  

夏のおつまみの定番、冷ややっこですが、あまりにも定番すぎるのでちょっとひとひねり。 

お蕎麦屋さんで、注文した蕎麦が出来るまで蕎麦味噌で日本酒を呑んで待つ、という時間が好きなのですが、あれを真似、いや、オマージュしてできたのがこのトマト味噌。

生トマトとドライトマトと金山時味噌を太白胡麻油でじっくり練り合わせ、くるみ、揚げた蕎麦の実、ピンクペッパーを合わせて、できあがり。和でも洋でも中華でもないけれど、日本酒にもビールにもワインにも合う、夏のニューフェィス。ぜひお試しあれー。

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鎌倉市場のトマトと金山時味噌のカルパッチョ ¥580+税

またまた、トマト×味噌。このふたつはナイスコンビなのです。しかし、これが成立するのも味噌がいいから。この金山時味噌はある土地でおじいちゃんが手造りしている金山時味噌。一人で造ってらっしゃるのでもちろん少量生産。愛情こもった生きてる味噌なのです。きゅうり丸一本でこの味噌をすくって、ガブッ!ていうのもおいしいんですが。それはウチのまかないですけどね。

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真イワシの香草ソテー 焼きトマト添え¥780+税

イワシのお腹にローズマリーとローリエを詰めて、じっくりソテー。たっぷりのハーブと、焼いて甘さの増したトマトをくずしながらいっしょに頂きます。白ワインが進む進む料理。気分はイタリア。プレゴプレゴ!!

そうだ、zebrAのあたらしいHPも紹介しないと!

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2016年4月24日 (日)

友&愛

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鎌倉は朝には雨が上がりました。

昨日の夜、仕事帰りに立ち寄ってくれたOさんが、「いや、ちょっと渡したいものがあって。」と小さな箱を手渡してくれました。

開けてみると中には、ONE KILN CERAMICSのマグカップ。

以前Oさんが、仕事の独立の記念にまず最初に買ったのがこのマグカップです、と画像を見せてくれたとき、私が心底うらやましがっていたのを覚えていてくれたのだ。

鹿児島のONE KILN CERAMICSのマグカップは、なんといっても見た目がいい。この色、この形、この大きさ、すべてがちょうどいいし、使い心地といったら、もぅ文句なし。想像以上に軽いうえに、カップの口がすぼまっているので自然にそっと優しく飲む形になる。

いつものルーティンコーヒータイムが、丁寧な気持の切り替え時間に変わる魔法を持っています。

器の力ってすごいね。

昨晩は何の記念日でもなかったけれど、大切な友人である波ちゃんのある幸福が分かった日でもあるし、それを祝ってとても上等なワインのご相伴にあずかった日でもあるし、一生大切にしたいこのマグカップをOさんから頂いた日でもある、不思議な晩でした。

自分はいつも仕事と家庭の往復の毎日で、ロクに人付き合いもしていないのですが、時々、なんのご褒美か、誰かが仕組んだかのようなこんな素敵な夜もあるものです。

「また、彼女とご飯食べに来ます。」と言って、Oさんは小雨降る夜の中に自転車でひゅいんと、消えて行きました。

そうして今、手もとに幸せがあるわけです。

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2016年4月22日 (金)

私信

今日のNHK-AMラジオ深夜便、最高です。 ありがとう、ボブ・ディラン特集。 好きな曲が、偶然、ラジオから流れてくる喜びに浸っております。 NHKがんばれ。

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2016年4月21日 (木)

日常

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雨ですね。

温かいコーヒーが届けられるといいなァ。

日常って、贅沢だ。

GWを控えて、少しずつ準備をしております。

今まで、後回しにしていた小さなあれこれを整えています。

元気のない植木を手入れしたり、荷物を入れるカゴを増やしたり、整理整頓を心がけたり。

今日はお店のストーブを片づけて、壁に扇風機をセッティング。

一年に一度、鎌倉に来たら必ず「ゼブラ」、というお客様のために、一年の成長を見てもらうのだ。

アカン・・・緊張する!

大人になっても、誰かに見守られているって、幸せ。

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2016年4月19日 (火)

四月の風

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陰暦で四月は卯月(うづき)といいます。

卯の花が咲く季節だから、卯の花月から卯月へと変化していったそうです。

でも実のところ、アぁ、四月に咲く卯の花ね、と聞いて、思い浮かべてしまうのは、本物の卯の花のウツギではなく、白い可憐な花の玉をいくつも咲かせる、小手毬(コデマリ)です。

血の巡りの悪い頭の中では、卯の花といえば小手毬。

それはおそらく自分が小さかった頃、実家の野暮なカレンダーに記してあった、大安とか友引とか赤口などの謎の文字をいっしょうけんめいインプットしていたときに、「四月卯月」の文字を、「四月卵月」とインプットし、卵月から、その時期あちこちで咲いていた子手毬の可憐な白い花の玉へと結びつけてしまったに違いありません。

四月→卯月→卵月→白い卵みたいな花が咲く木→卯の花

うん、我ながらスバラシイ飛躍。小さいながらにすでに仕上がっている。

子供の頃にうっかり刷り込んでしまった間違いは、大人になってもなかなか覚え直しが効きません。

華やかな桜の花が終わり、落着きを取り戻した四月の町で、そよ風に揺れる小手毬を見つけると、大人になった今でも、アレは小手毬で、別名はたしか卯の花だったなァ、イヤ待てよ、と、しばし考えこんでしまうのです。

お店の花壇に植えたブドウの葉っぱが頼りなげに揺れるのを見ながら、食い意地とウッカリは子供の頃からちっとも進歩していないことに気がついた次第。

そうだ!これは更新しなくては。zebrAの新しいHPへGO!

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2016年4月17日 (日)

心の水

九州各地において被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

厄災は他人事ではなく、ただ順々に番が巡って来ているのだ、というのが自然の理なのだと思います。

  それから安らぎをすこし手に入れよう、

  安らぎはゆっくりと降りそそぐから、

   朝の時間の紗をとおしてコオロギが歌うそのあたりまで

   真夜中がきらめきそのものなるあたり、正午はむらさきのほむら、

   そして夕ぐれはベニヒワの羽ばたきにすべてがいっぱいになる。

須賀敦子全集から、ウィリアム・バトラー・イェイツ「イニスフリー湖の島」より

心の水として詩を読む。

 

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2016年4月 3日 (日)

流れる雲

先日、末の娘の小学校の卒業式がありました。

着慣れぬ晴れ着を着てうれしそうな末娘に、バアバが「卒業式に出られてよかったねェ・・・。」と、声をかけたので、その場に居合わせた家族みんなが心から「ホント、ほんとにそうだねェ・・・。」と、うなずきました。

末の娘のアトピーが悪化し、学校を休んで昏々と眠っている状態が一カ月半ほど続いていたのです。それが治ったのが卒業式10日前の話。

このまま休んでいて果たして卒業式に出られるのか、それよりこれから中学に通えるのかと、家族皆が案じていたので、本当に「卒業式に出られてよかったねェ・・・」なのです。

病気の話は辛気くさいしナと、控えておりましたが、ひと山越えて良くなったので、簡単に。

うちは次女と三女が生まれて二カ月からのアトピー持ちで、つきあいはもう17年。

どの病院に行っても、「こんなひどい子は見たことがない。」と言われるレベルで、治療法は、あれもそれもどれもこれも大体はやってきた結果、なんでひどくなるかは分からないし、これだと言いきれる正解の治療法はない、という結論になりました。

その年季が入ったアトピー人生のなかでも今回はさらにひどく、歩けない+一日中昏々と眠っている、が加わって、ナンダナンダドウシタドウシタの日々でした。

看病の為にお店を休んでも、一日中昏々と眠っているので為すすべがなく、起きているときは体中の痛みに耐えかねて、喉いっぱいの声で泣き叫ぶのを聞いているのがつらかった。

事情を知っている方々から、いろいろな有益な情報や、高価なクリームや入浴剤を頂いたり、あれやこれや取り寄せたり、遠くの病院に通ったり。

今までも、このように迷いながら試しながら乗り越えてきましたが、今回は症状が特に重いので何をしても効きません。全身が火傷の状態でした。

布団の下の畳が、娘の背中の部分だけすっかり変色してしまい、それをきれいに消毒をしてイグサマットを敷いても、すぐに色変わりしてしまうほどの「水毒」でした。

おそらく、成長期によるホルモンバランスの乱れと、気温の寒暖差が激しかったことによる自律神経の乱れと、花粉症が重なっていたのかと思われます。

あれもそれもどれもこれもやって一ヶ月、そのうちのどれが効いたのか正直わからないのですが、とにかく起き上がれるようになり、座れるようになり、歩けるようになり、ご飯が食べれるようになり、晴れて卒業式を迎えることができるようになりました。

たくさんの人にご心配をおかけし、お心遣いを頂き、おかげさまで良くなったことを、この場を借りてお礼申し上げます。

この先なにがあっても乗り越えられる糧となりました。

ほんとうにどうもありがとうございました。

今では、末の娘はたわいもないおしゃべりをして大笑いしたり、私の自慢の脂肪のコルセットをバカにしたり、触りにきたり、なんでもないことで笑っております。

もうすぐ中学校の入学式です。部活は演劇部に入るそうです。

空を見上げれば、雲がひとつとして同じ形を保たずに流れていきます。

もうすっかり、春になりましたね。

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春だし、天気いいし、zebrAのあたらしいHPにいってみるかな

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2016年4月 2日 (土)

ブラン・ニュー・ゼブラ 追記

リンクを貼り忘れておりました!!!

下記をクリックしてください↓

zebrAのあたらしいホームページ

いかかでしょうか?

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2016年3月25日 (金)

ブラン・ニュー・ゼブラ

新しいホームページ、出来ました。

パソコンの画面を見ると頭がマッっ白になる自分が、構想3年、制作1年。でもやっぱり苦手!! 人に散々散々お世話になりながら、ちょっとずつちょっとずつ進めてきたHPが、やっと出来上がりました。

ホントにうれしい・・・

さえちゃん、メグミ、ネネ、まなちゃん、まなちゃんパパ、麻ちゃん、真衣ちゃん、本当に本当にどうもありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!(泣)

私がどれだけパソコンが苦手かと言うと、パソコンを使用してから7年、いまだに「出来ましたを「抱きました」と打っちゃうくらい苦手です。

ホラ・・・パソコンって、日本人の美学の、察する能力が、アレでしょう?

エーと、つまり、正確に打たないとダメでしょう? いやいやいや、かなーり優秀で、できるヤツっていうのは、知っているけど、やっぱりまだ・・・、察する能力は・・・ッ

ハイ、・・・そうです、私は正確がだめな性格です・・・ポンコッな之!

でもでも、人に助けてもらいながら、なんとかできました(再泣)

えー、ごホン!!

http://zebrakamakura11.wix.com/zebra

ご登録よろしくお願いいたします。

今回は、お客様が見やすく使いやすいHPを目指しました。自分でこまめに更新できるので、どうかなにか不具合を見つけましたら教えてください。すぐに直します。

あなたのあたらしいお気に入りとなりますように・・・

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2016年3月11日 (金)

五年

年月が経つごとに、忘れる、という風が吹きます。

その風の中に、次の「順番」はこちらだろうか、という漠とした不安が形を成さずにふくれあがって冷えて固くなり、お腹の底で石となって、日々、小さく転がっています。

固い地盤や、大きな後ろ盾がない小市民からすると、五年を経てもなお、住まいや仕事が落ち着かない姿は近い未来の自分たちの姿に思えます。

守りたいものが守れなかったり、頼りたい人に頼れなかったり、心許ない日々の中にも根を張って生きていくしかありません。

弱さが強さになりますように。

亡くなった人々の魂がひかりとなって

生きている人々を

あかるく

てらしますように

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2016年3月 5日 (土)

眉清き

先日、上の娘の高校の卒業式がありました。 

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どこか静岡を思いださせる学校で三年間、泣いたり笑ったり。

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ご家庭のやむにやまれぬ事情で他校に異動された先生から長い長い手紙が届き、「今日の卒業式に立ち会いたかったです。人生は、思う通りにいきません。 つよく、つよく、つよく、やさしく生きてください。」と、花向けの言葉を頂いたり。

その先生の代理としてクラス担任になった先生が、「もう担任を受け持つことはないだろうと思っていたから・・・」と、声をつまらせ、ご自分の顔を叩きながらこの一年を振り返られたり。

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「後、二年で定年なんです。」と、告白をされた女性の先生が、生意気が制服を着ているような生徒たちを、「皆かわいかった!!」と言って下さったり。

「これから先、どんな最悪なことがあっても逃げないで。この事態は自分にとってどんな意味があるんだろう?と、考えなさい。どの雲にも銀の裏地がついている、です。」と教えて下さったり。

初々しい先生から、もう少しで定年の先生まで、すべての先生に可愛がられていたことを、卒業式で知りました。

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最後には皆、押し出されるように賑やかに、てんでばらばら外の世界へ。

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古い体育館が、そっと、身じろぎをしました。

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2016年2月23日 (火)

サクラサク

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上の娘が無事に志望校に合格!  

どこのご家庭でもあるかと思われる受験アルアルをもれなく体験し、まずは合格となりました。長かった・・・。

小さな頃からの彼女の憧れ、学校の先生になる夢に向けて、まずは一歩の準備です。

夢にどれだけの熱があるか?

時間を綿あめのように食べるのではなく、未来に向けて実り豊かな学生生活を送れるよう、願う親心でございます。

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2016年2月10日 (水)

老媼夜譚 四

このレバノンワインの特徴は、綺麗な酸と透明感、洗練された軽みと力強いボディ、そして圧倒的に豊かな香り。

ひと口飲んで頂ければ、すぐに理解できるこの驚きの美味しさは世界的にも広く認知されているものですが、日本での知名度は残念なことにまだまだこれから。

そこで、まずは熱狂的なワインラヴァーのお客様たちに飲んで頂いたところ、驚きと感動と称賛の嵐がこのワインに捧げられました。ワーイ!!!

が、私は、ワインラヴァーだけじゃなく、たくさんの人にこの美味しさを知っていただきたい。

美味しいんだもの!

レバノンのイメージを銃ではなくワインに変えるにはどうしたらいいのか。

レバノンフェアをやる? 

でもねェ、このワインが持っている、誇り高き母性と弱きものを庇護する父性は、フェアっていう感じじゃァないのよねェ。

ブラインドでグラス売りにしてみる?

いいね! でも、グラス売りだとこのワインが持っている、長い年月積み重ねてきた思いがブツ切りになっちゃう・・・

散々考えた結果、恒久的レバノン推しを続けることにしました。短期間のフェアじゃなくて、いつもいつまでもレバノン推し。

スパイスや野菜をたくさん使うzebrAの料理に、このワインはぴったり合っていますが、より一層寄り添う料理を考えましたよ。

まずはこちら

29musiyasai3imgp8428        鎌倉野菜のせいろ蒸し バーニャカウダ昆布ソース ¥1080

新鮮多彩な鎌倉野菜をせいろで蒸して、ローズマリーで香りづけ。昆布のコンフィをペーストにした旨みたっぷりのバーニャカウダソースで、体と心もたっぷりと満ち足りる一皿。

お次は

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揚げ肉団子とモッツアレラチーズのトマトソース ペンネ・リガーテ¥1380

外はカリッ、中はフワッと。中華の技で作った揚げ肉団子を、イタリアの食堂で出てきそうなパスタに仕上げました。この組み合わせ、ブラボォー!

日本人の舌に合う、なんとなーくレバノンを彷彿させるくらいの料理を、これからお店の定番として出していきますので、どうぞお楽しみに!!

                                       (まだまだ続くよ)

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2016年2月 5日 (金)

老媼夜譚 三

こんばんは。

年末年始にしそびれた雑事を片づけているうちに、いつのまにか立春が過ぎてしまいました。始まったばかりの一年に、もうすでに置いていかれそう。早いよ!

さてさて、前回ご紹介した、このワイン。

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ワインがお好きな好奇心の旺盛な方は、我慢できずに調べられたことでしょう。

驚かれましたか?

それとも、「なるほどね、そこに気がついたかッ!」と感じましたか?

えへへン!

エ? もったいぶらずに早く本題に入れとな?

はいはい、えー、このワインの原産国は中東はレバノンであります。

レバノンワインと聞いて、「なるほどね。」と感じた方は、相当なワイン通。

レバノンワインの美味しさを、私はまったく知りませんでした。

レバノンが、世界地図のどこにあるかも知りませんでした。

レバノンの歴史も気候風土も知りませんでした。

でも今は違います。

ちょっぴりレバノン通です。

このワインを飲んでみたなら、誰だってレバノンについて知りたくなることでしょう。

豊かな香りに誘われて、このワインをひと口、含んでみれば、一瞬にして目の前に広がるイメージ。

漆よりも黒い夜空に白く輝く、数えきれないたくさんの星々。

とても寒く、冷えた空気の夜空に大きな星も小さな星々もはっきりと見え、手を出せばつかめそうなほどに輝いている。

厳しさを感じるほどの美しい夜空に驚いていると、一転、今度は暖かい室内に眼が切り替わります。

その部屋はとても暖かく、火の気配と、たくさんの厚い布やクッションが重なっています。家族が寄り集まってくつろぎ、子供たちは眠る前のひととき、一人の女性が語るおとぎ話に、小さな耳を傾けて静かに聞き入っています。

震えるほど寒いけれど、体の芯から暖かい。揺るぎない厳しさの中から、ゆっくりと広がっていく優しさ。

以上がこのワインを飲んで感じたイメージです。ワインを飲んで風景が目の前に浮かびあがったのは初めてのこと。ワンダホー!!

感じたのなら、きちんと伝えないといけません。

さぁ、どうやって?

 

                                        (続く)

 

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2016年1月21日 (木)

老媼夜譚 ニ

寒いですねェ。いよいよ、冬らしくなってきました。自分は冬生まれだからか、寒いほうが背筋が伸びて好きです。

ハイ、お久しぶりです。

尻切れトンボだった老媼夜譚のお話の続きでございます。

前回、早く記事にしなければと取って出ししたものの、フライングだったことに気づき、慌てて準備準備。このたび、やっとこさ支度が整いまして。

改めまして、

はじまり、はじまりィ!!

いろんな国の料理を出す、節操のないうちのお店にぴったりの看板ワインはないか?

探し歩いては、あぁでもない、こうでもないと月日を重ね、鍛えたいのは腹筋なのにイタズラに肝臓が強くなるばかり。

そんな、さまよえる飲ん兵衛に光の差す時が、ある日、来たのです。

それがこのワインです。

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 Domaine des Tourelles   

 Marquis des Bays2010            ¥5800+税

 光は光でも、星の光です。

                                           (続く)

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2016年1月 8日 (金)

家内制手工業

今日も今日とてパソコン仕事。

苦手なパソコン仕事は、コツコツと地味な仕事の積み重ねですが、これがきちんきちんと整理できたら、とても大きな看板になると思うので、がんばれ自分。

7年間、おいしいご飯とおいしいお酒をゆっくりゆっくり探求してきた結果が、8年目にして形になり始め、店の輪郭がぼんやりと出来てきたので、今はそこを「見やすく、分かりやすく、使いやすく」伝える準備をしているところ。

商品が「見やすく、分かりやすく、使いやすい」ことに関して、大いに企業を見習わなきゃアカンと、家業をやっていて感じます。特に英米の企業はどんな国籍の人にでも伝わるように、シンプルに感覚的に伝えているのが、スバラシイ。

多国籍の人がいっぱいいる国にとっては、当たり前のことなのかな。

日本にいると、ニュアンスだけで伝わってしまって楽だけど、実際には伝わっていないのかもしれないから、受け手にとっては不親切だよね。

接客以前のお店の整備は、裏方だからコツコツやればいつかはできる。

きちんと整理された情報はうつくしい。

そんな明日を夢みて、カチカチ、パッチン。

いましばし、お待ちくださいませ。

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2016年1月 7日 (木)

一年と一月と一日

寒中お見舞い申し上げます。

新しい年の幕開けの興奮も落ち着き、仕事もつつがなく始まり、お正月のご馳走も気持ち良く消化された頃と思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

あたらしい年の一月一日一瞬が流れていくのを、惜しむように大切に過ごしていこうと思っております。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

                                店主          

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2015年12月31日 (木)

謹賀新年

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新しい年が皆様にとって喜び多い年となりますように

                           平成二十八年 元旦







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ゴーゴー、新年!

今日はお店の大掃除です。

なかなか終わりません。クスン。

3時までには終わらせて、年内最後の買い出しをして、車をとばして帰って、バアバがつくる揚げたての海老天と葱ののった年越し蕎麦を食べて、家族揃って茶の間のコタツでみかんで紅白の予定です。至福の時間です。

新年は三日のランチから営業します。

四日(月)は定休日でお休みとなります。

夢の正月休みです。

そのまえに皆さんにご挨拶を。

ゴホン!! エー、今年一年、たいへんお世話になりました。

ここのところ時間があればホームページを作っているか、もしくはメニューの改訂をしております。

消費税が10%になる平成29年に向け、定番料理の価格を見直しをし、50円から200円の値下げをしました。

わずかばかりの値下げではございますが、鎌倉の外れにありますこのお店に、わざわざ来て良かったァと、思って頂けるよう一同揃って来年も精進してまいります。 

これからも変わらぬご愛顧を賜りますよう よろしくお願い申し上げます。

ちょっとずつ前へ。

前へ前へ。

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2015年12月24日 (木)

胸に灯りを

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メリークリスマス!

皆の心に灯りがともりますように。

今日が誕生日の自分は、長いことクリスマスを素直に楽しむことに照れがありましたが、今年はグイッと盛り上げる方向で行ってみました。

結果、大人が寄り添うには行事ごとって、とってもだいじ、と気がついた。

うん、大事、大事。

ちなみにお店を始めてからというもの、自分の誕生日プレゼントはワインか、もしくはお店の備品であります。まさに血となり骨となり。

無駄なく、実用一本のプレゼントがいい。

でも、誕生日ごとに綺麗になるお店って。

・・・怖いねェ。

追伸

ブログ、滞ってごめんなさい。

私は元気です。

年内にできるといいなァ、と、少しでも時間があったらHP作成に入っています。

しかし、そこは生まれ持っての機械オンチ、ゆぅっくりとしか進まない。

年内アップはムリかもしれません。というか、家の襖の張り替え6枚もムリムリムリ。

ヨーロッパではね、大掃除は、汚れが分かりやすい光がきれいな春にするんだってさ!

ハロウィンやクリスマスに次ぐ、お手本にしたい行事だね。

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2015年11月30日 (月)

老媼夜譚

お休みの日は、お酒を頂きながらゆっくりと一週間の部屋の汚れを掃除をするのが私の至福の仕事です。

 

お酒は、お店で出すにちょうどいいものを探すために常に飲んでいます。

 

これは酒呑みの言い訳ではなくて、いやホント、マジな話で。

 

ウチのお店は、ハァー、ランチはともかく、夜は和洋中いろいろな料理を提供するので、料理の味がガラリと変わっても、最初から最後までついていけるようなお酒を常に探しています。

 

こりゃア、そりゃもぅケッコウな難題で、塩味、酸味、苦味、甘味、旨味に合うお酒を、かつ、国境を超えてイケるお酒ってそうそうあるもんじゃありません。

 

まず、ワイン。

これは最も身近ではなかったお酒で、最初は、まったく好きになれませんでした。

 

好きになれない理由の一番は、安心して飲めないこと。

 

時間が経つごとに味が変わるって何?

 

それにブドウの違いもさることながら、その年の気候の違い、その土地の土壌の違い(人間と同じく、これがお話の始まりで一番大事なことだと、やっと理解したのですが、これは長くなる話なのでいつかまた!)を理解するのに四苦八苦。

 

素人は認めねェーよ、という、プロの活気溢れる試飲会を嫌がる私の背中を、ナベさんに押され続けて8年。

 

やっとやっと、変則的なウチの料理に合うワインを見つけたのです。

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2015年11月25日 (水)

サンキューの日

三連休を営業し、プラス1日をパソコン仕事に打ち込み、さすがにヘロヘロになって家に帰ると、茶の間や台所がこざっばりと片付いていました。

 

忘れられがちな、月曜祝日の燃えるゴミもちゃんと捨ててある。

 

珍しいこともあるもんだと晩酌の支度をしていると、末っ子がやって来て、「ねェ!ちゃぶ台の上を早く見てよ!」と、プンスカむくれている。

 

見れば、ちゃぶ台に手紙が三通並べてあります。差出人は子供たちで、私やナベさん宛の手紙でした。

 

誕生日に手紙を贈り合う習慣はあるけれど、私もナベさんも誕生日ではなし、と訝しんでいると、末っ子が「キンロウ感謝だからぁ!」と、更に怒っている。

 

あァ!

 

勤労感謝の日ね!

 

そうか、そうか。

 

それでお掃除とゴミ出しをやってくれたのね。ありがとう、ありがとう。

 

恥ずかしいから、手紙は今朝、子供たちが学校に行った後に読んだのですが、心のこもった感謝の言葉が書かれてあって、目から汗が!

 

三人三様の目線でしっかりと親を見ていることに驚き、いや、もぅ、汗が、汗が。

 

毎年、勤労感謝の日を格別の思いもなく過ごしていましたが、今年初めてこのように感謝の意を表明してもらい、働き冥利につきるというか、うれしいじゃないか。しかし、こんな小粋なことするなんて、だんだん親離れの日が近づいてきたようだ。

 

ちょっとさみしいから、ぶりっとワガママでも言ってみようかと思っています。

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2015年11月23日 (月)

冷えにもマケズ

空気が冷えてくると、目に入ってくる草花があります。

山道や小さな畑の隅に生えている小菊がそれで、小さくて地味な花ですが、周囲の草花の勢いがなくなって白っちゃけてくると、薄い色目の重なりが自然と目についてくるようになります。

若いころは気がつかなかったのに、年を重ねるのに従い、なんてきれいな花なんだろう、と感じるようになりました。

楚々とした可愛らしさがあって、日本の秋冬の静けさを象徴する花ですね。

さてさて、お酒の肴になる手頃な小皿料理、まずはこちらです。

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         揚げ肉団子 山椒塩添え 1ケ ¥100

外はカリッ、中はふんわり。一人三つはいけるけど、食べたいものがまだまだあるから、まずは一つからどうぞ。

お次は、冬限定パスタのこちら。

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「鳥一」さんの鶏のかぼちゃクリームソース パッパルデッレ ¥1380

かぼちゃ嫌いにも、力をこめておすすめしたい。濃厚なかぼちゃクリームソースの魅惑の味わい。あぁ!

食べる幸せ、ここにあり。

   

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2015年11月22日 (日)

冬支度

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今年は暖かいとはいえ、さすがに夜が冷えてきたので、冬支度をしました。

 

一階のバアバの茶の間のラグを厚手のカーペットに替え、こたつを出し、二階の障子を四枚張り替え、あまりにも下手くそだったので、二枚をやり直しで張り替え、石油ストーブを分解掃除し、やっと冬を迎える支度ができました。ふぅーッ!

家の仕事が滞りなくできるのって、ホントに心が落ち着いて、安心して一日を終わらせることができます。後は最大の難関、襖の張り替え6枚を残すのみですが、できるのか、私。

障子の張り替えなんて、川崎きてからの六年間、欠かさず毎年やってるというのに、まったく上達しやしません。 美しく張ろう、という気概が足りない。どっかフニャッとしているから障子紙もフニャッとなる。手の仕事は心持が正直に出ますね。

ジイジが張った障子は隅々までピッと張っていて、無音の音がするような佇まいでした。あの佇まいを子供たちにも伝えてあげたかったなァ。残念。

お店の料理も寒い冬に向けて、暖かい蒸し豆腐が始まりました。今年は酒の肴になる手頃な小皿料理を多くしましたよ。

近いうちに写真もアップしますね。

急な寒さにお風邪など召されませんように。

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2015年11月17日 (火)

生死一如

阿藤快さんのファンだったバアバは、その訃報に驚きながらも、「幸せな亡くなり方だねェ。」と、ため息をつきました。確かに・・・。

心からご冥福をお祈りいたします。

11月も半ばを過ぎ、街ではクリスマスソングがのんびり屋の背中を押していきます。

アチラからお呼びがこないうちは、まだまだコチラで汗をかかにゃなりません。

トイレの床石の貼りかたの勉強に寄木細工のサイトを覗いていたら、素敵な組木細工を作られている工房を見つけました。

お子様のクリスマスプレゼントを何にするか悩んでいる方へ、参考までにリンクを張っておきますね。ゾウもいいし、カバもいい。幾何学形もいい。ほんとうに素敵。

お早めに!

山中組木工房さん

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2015年11月15日 (日)

ジイジ のたまわく

先週の日曜日に行ってきたお墓参りは、あいにくの雨模様でしたが、家族揃ってのお参りはバアバにとっても気持が安心したようで、思い切って行って良かったようです。

ここしばらく、元気がなかったバアバ。

朝の日課となっている両脚のマッサージと包帯巻き(静脈瘤防止の為)も、「やらなくていいワ、もぅ、どうでもいいわ」と投げやりになったり・・・

よくよく話を聞けば、話相手としていちばん頼りにしている末っ子が、最近は何を聞いても、「なんでもない、なんでもない。」と、話を終わらせてしまうことに頭にきていたらしい。

うーん、よく分かる。どっちの気持も・・・

末っ子にしてみれば、バアバが補聴器をつけないと、洋服が裏返しだったなどの小さな出来事も大きな声で何回も説明しなくてはならず、そうすると見たいテレビが途中でブツ切り。だったら「なんでもないよ。」の一言で話を終わらせようという、小学生らしい自衛策で。

バアバにしてみれば、一日中、家に一人でいて、子供たちが学校から帰ってきたら、少しはおしゃべりしたいから、末っ子のどんな小さな仕草にも反応して話かけたいんだよね。

でも実は、末っ子がつれない、というのはたんなるきっかけ。いつも傍にいて仲良くしているから、いちばん文句が言いやすいというだけで、根底にはここ最近バタバタと身近な方の訃報が続いているのがメンタルに響いているし、息子は仕事ばっかりで帰ってきやしないし、嫁も忙しいしと、寂しさと不安の受け皿がなかったんだよね。

お年寄りにいちばん大切なのは、「話相手になる」こと。

顔を見ながら、じっくり話を聞くだけで、「自分は大切に思われている」と安心するし、顔を見ないで生返事していると「自分は粗末に扱われている。」と不満に思う。

そんな些細なことで心の針がブンブン振れるくらい、気持が弱っていたんだよね。

「年をとったら欲しがるものは、モノや金よりやさしい言葉」

ジイジが亡くなった後、引き出しを整理していたら出てきたメモ帳に書いてあった言葉。

ジイジらしいなァ・・・

ごめんよ、バアバ。

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2015年11月 8日 (日)

DIYは永遠に

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仕上がりを見れば分かることですが、手先はいたって不器用。でも下手くそでいいの。下手くそなとこがいいの。DIYは作る過程がおもしろいから。

背もたれを作ってみて、ソファが高価な理由が、よくよく理解できました。

きれいなカーブを作るのって、たいへん!

ちょうどいい柔らかさを考えるのも、むずかしい。

これは包んだだけだから簡単だけど、それにしてもふくらみを出すのは難しかった。きっと洋服の仕立ても、そうだろうな。

今回は、できただけで良し。後は折を見て手直し。

次はトイレの床を・・・

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2015年11月 7日 (土)

お休みのおしらせ

明日、11月8日日曜日、誠に勝手ではございますが、お休みさせて頂きます。

今度の11月12日で、なべさんのお父さんが亡くなって五年になります。

お墓参りは、私の時間の空いたときにバアバと行っているのですが、月曜定休となると、他の家族とはなかなか行けません。お正月も休みませんし。

来年の七回忌まで、子供たちがお墓参りに行けないのはジイジに申し訳ないので、今回は日曜日をお休みさせて頂きます。

生前の親不孝を深く詫びてまいりますので、皆様ごめんなさい。

お詫びに、今日撮った写真をアップしておきますね。

着々と進行中。

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                          定番人気のカルボナーラ ¥1280

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                 チーズクリームプディング ラムレーズンソース  ¥500 

S27117pink3imgp7778            

                ピンクグレープフルーツのブリュレ ¥500

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  いちじくとクルミのキャラメルブリュレ ¥500

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2015年11月 6日 (金)

理解者

今年が大学受験の上の娘、親の心配も意に介さず、朝から「津軽海峡冬景色」などを歌いながら、のんびり身支度して学校に行っております。

この娘、何を歌っても子守歌になる。「なごり雪」も「ドレミのうた」も「秋桜」も、歌詞の情感をスルーした、透明感のある細い一本調子の声で歌うので、聴けば自然に眠くなってくる、ある意味ローレライ。子供の夜泣きで悩むお母さんに届けてあげたい歌声。

そんな娘が通う高校で、ある時、性同一性障害を自認する高校生による講演会がありました。保健室の先生が企画したもので、同年代の性同一性障害の生徒(他校生です。)の話を聞くことによって、この問題を身近に感じ、同じような悩みを持つ生徒に肯定感を持ってほしい、という意図があったようです。

男子の制服を着た女の子が2人と、女子の制服を着た女の子が2人、女子の制服を着た男の子が1人の合計5人の高校生が、全校生徒の前で、自分の心と体の不一致について語った。

保健室の先生の意図が誰かの心に届いたかは定かではありませんが、娘は、彼らが好奇の目にさらされていたように感じたそうです。

先生や男子の微妙な反応や一言に嫌な気持になったそう。

講演終了後、写真部の部室で、勇気を出して話をした彼らの気持をおもんばかるとなんだか頭がモヤモヤモヤモヤしてきた。

ちょっと男装してみよっかなァ、と言えば、いいねェ、となり、娘と身長が釣り合う後輩男子と制服を取り替えっこすることに。

後輩男子の喉仏を隠すため、マフラーを可愛く巻いたり細かく工夫したそうで、後輩も嬉しそうだったので、良かったらしい。

娘の仕上がりも好評で「コレはもてる!」と褒められたそうだ。

ここまで聞いたところで、あぁ、これはカミングアウトの話かと思い、確認してみると、即答で「それはない。」との答え。 お?おぅ、そうなの。

娘がなにを言いたかったというと、晒しもののような目にあって講演する必要があったのか、疑問に思ったのだそうです。この疑問に私は答えられませんでした。本当にわからなかったから。

昨日、渋谷区と世田谷区で、同性カップルに夫婦と同じパートナーと認めるパートナーシップ制度が始まり、晴れやかな喜びを持って取材を受けるカップルを見て、やっと得心したのです。

認めてほしいんだ。普通のことだと。

認めてほしいんだ。自分たちを。

お店にも、時々同性カップルがいらっしゃいます。彼らはとても仲睦まじい。

やっと出会えたパートナーの気持を分かろうと、全身で話を聞いている。

勇気を出して講演をした高校生たちにも、素敵なバートナーができるといいね。
 

パートナーが、いちばんの理解者だもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年11月 5日 (木)

朝の風景

一晩寝て起きてみれば、熱も下がり、喉の痛みも無く、しわがれ声が残るのみとなりましたが、お客様に分けても申し訳ないので、今日はお休みを頂きました。お店は営業しております。

今日が修学旅行の娘の喉を心配していましたが、早めに手を打っていたのが効いたのか、熱もなく「大丈夫!」の言葉に安心して駅まで車で見送ります。 

駅前の高いビルに、それはそれはたくさんの男女が足早に入って行く朝の風景に目を見張ります。

これから社会で働く気構えが後ろ姿から立ち昇っていて、あぁ、皆、戦っているんだ、と、しみじみ感じ入り、戦っているからこそ、休日に外で食べる食事がより一層美味しく、心を癒すんだ。そこんとこをよく頭に入れておかなきゃいけない、と、急ぎ足で過ぎる人々の背中を見て、ブルブルッと気持が震えました。

朝のこの時間に駅前にいることなど滅多にないので、娘の見送りのおかげでいいものが見れました。

いいものが見れたといえば、よく目に入ったのが、スーツ姿のお父さんが、小さなお子さんを抱っこしたり手を繋いだりして、出勤前に保育園に預ける姿。これがまた皆さん格好いい!

出勤前のビシッとしたスーツ姿に子供を抱えて歩く姿がホントに格好いい。子供を連れていないときよりも数倍キラキラ眩しく見えるのは、スーツに子供抱っこの姿が、母性を引き受けられる父性の高さを表し、心の(例え内心はアップアップだとしても)余裕を感じるからでしょう。

きっと、お母さんはそのおかげで、家の中をザッと片付け、洗濯物を干し、帰って来たらすぐご飯が食べられるように支度をし、身だしなみをキチンと整えて出勤できるンだろなぁと、想像します。いいなぁ。

仕事と育児を分け合っている姿が、好ましい。帰宅してからの会話がいっぱいあるよね。

いいもん見れた、朝の風景。

 

 

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2015年11月 4日 (水)

初風邪

今年初めての風邪をひいてしまいました。

喉の痛みと熱の風邪です。

今日、予定していたワインの試飲会も行けないし、大掃除の前の小掃除もできない。泣きたし。

しかし熱でぼぅーとなった頭で聴く、五時の鐘って、いいもんだなァ。いつもより余韻がある。

明日は末っ子の初めての修学旅行だから、特製弁当作りと駅まで送って行かなきゃならぬ。

風邪くん、久しぶりの再開なのに残念だが、今日でサヨナラだ。

あんまり皆を困らせるんじゃないぞ。

おやすみなさい。

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2015年11月 3日 (火)

途中経過

なぜ、今回、ホームページを変更するかというと、季節ごとに変わる料理やワインのラインナップを、自分で更新して、常に最新の情報がアップされるようにする為です。

二足のわらじで忙しいメグミに鎌倉まで来てもらって更新するというスタイルから、自分たちの空いた時間にサクサクッと更新するというスタイルになるので、かなりスピーディに情報が更新できます。

そのため、今はコツコツと秋冬の料理を撮りためているところ。

完成にはあと少しですが、今日撮った写真をアップしますので、もう少々お待ちくださいませ。

 

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     北海道産モッツアレラチーズのトマトソーススパゲティ ¥1380

 

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               海老の水晶蒸し餃子 1ケ ¥230

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         「鳥一」さんの鶏の香味唐揚げ ふき味噌のせ ¥680

  

 

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       鎌倉市場のじゃが芋のフレンチフライ しそ風味 ¥880

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2015年11月 1日 (日)

ライス・ライク・ライフ No.10

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寒くなってきましたね。

いよいよ今年も残すところ、後ふた月。

慌てて、小さな掃除をちょこちょこ始めたのですが、大物に手をつけていないので現状に変化はまったく感じられません。頑張れ、私。

おかげさまで、先月、10月8日で開店8年を迎えることができました。

今日まで応援して頂いた皆様に、深く深く、感謝申し上げます。

本当に、どうもありがとうございました。

近頃、開店当時や3年前くらいを知っているお客様から、「料理が出るのが、ずいぶん早くなりましたね。」という言葉を帰り際にかけてもらうことが度々あります。

「ア、そこを褒めてくださるんですね?」と、赤面してしまうほど恥ずかしいお褒めの言葉ですが、実際のところその通りのレベルだったので、まったくもう、「通ってくれてありがとうございました。」の返事しかございません。

飲食の経験が長いとはいえ、自分を磨くことなく、のんびりとやっていたので、鎌倉で店を開いた当初は、お客様の食に対する意識の高さにおののき、自分たちの知識、意識、能力の低さにボーゼンとしました。

とはいえ、いつまでもボケッとしているわけには参りません。ハッと我に返り、とにかく「10年間は修行」の心構えでやっていこうと決め、今日まで、農業でいうなれば土づくりをしてきました。遅ればせながら、8年を経てやっと少しは見てもらえるようになったのかもしれません。

でもですねェ、料理を早く出そう早く出そう、と集中していると、顔がきつく恐くなるんです。自分でも分かっているんですが、なかなか治りません。お客さまのなかで、もし、不快に感じた方がいらっしゃったら、ごめんなさい。気をつけますね。

ていねいで早く、の両立に、まだまだ奮闘中。

さて、少しずつ進めているお店のプチリニューアルも、8年かけてだいぶ進行してきました。

最近やったプチリニューアルは、長年の懸案だったベンチの背もたれを作ったこと。ベンチの背もたれを幅二等分して合皮で作成。コーナンで買った板にスポンジシート、ウレタンシートを張り、手持ちの羽毛クッションの羽をぎゅうぎゅう詰めて合皮で包むのです。

羽毛クッションには想像以上の羽が詰まっているんですよ。店中、羽だらけになって、イヤー、おもしろかった!がんばったおかげで、だいぶ店の雰囲気がきちんとしてきました。

しかしなんといっても今年いちばんのリニューアルはホームページ。本当は10月8日の開店8年に合わせて変更したかったのですが、例のごとくのスローペースで間に合わず、残念至極。

今度のホームページは、コツコツと自分で作っています。

自分たちの変化がきちんと伝わる、使いやすく見やすいホームページにしますので、もう少々お待ちください。

後2年で10年です。

至らぬ自分たちを今日まで見守ってくださって、ありがとうございました。

これからも仕事に精進してまいりますので、どうぞよろしくお付き合いください。

ライス、ライク、ライフ。

日々の積み重ねが人生だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年10月23日 (金)

ライス・ライク・ライフ No.9

この夏に気がついて、少しずつ考えを整理してきた、「仕事と自分」

嘘を書かないよう、自分の腹の中を丁寧にさらいながら考えていたら季節はもう秋なんだから、自分のゆっくりさに、イヤほんと、感心する。すごいなぁ。

中山さんの奥様にスイッチを押してもらった、いつかやってみたい仕事。

この夏ずっと、自分に聞いてみた。「ほんとうにそれをやってみたいのか?」

じっくり考えて出た答えは、「ほんとうにそれをやってみたい!」

ハイ、晴々しく答えられます。

もしこの夢が叶ったならば、私はおばあちゃんになっても、毎日毎日ハラハラドキドキ、笑ったり泣いたり怒ったり、ボケる暇がないくらい愉しいから。愉しいことがしたいから。

とはいえ、しゃにむに夢に向かっていけるほど若くもなし、介護も育児もまだまだ続く身の上としては、周りに迷惑をかけないよう、よくよく考えないといけません。

本当にこの山に登りたい!と、つよく思うと、それ以前はまったく見えなかった道筋が、パタパタパタッと立ち表れてきて、くっきりとしたその線の確かさに首をひねってしまいます。この道筋のすぐ隣を迷って歩いていたのかと。

さて、この道筋、まずは第一段階に2年、第二段階に3年、第三段階でやっと登り始めて、頂上までは5年、というのが正確な見通しです。

「イヤイヤ、ちょっと待て、大体、その夢って何?」と思う方もいるでしょう。しかし、言うだけならば誰でも言える。この夢を人様に言って笑われないようになるには、第二段階をクリアしたら。5年後です。

この5年が、早くなるか遅くなるかは自分次第で、きっと、実現へのショートカットは、頂上を見上げることではなく、足元を見て歩くこと、自分の苦手なことをやること。

つまり、まずは、ゼブラをきちんと育てあげることと、パソコンと数字の勉強をすること。

いつもの通り、ゆっくり、でも確実に。

牛が歩くように。

行きます。

(続く)

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2015年9月13日 (日)

ライス・ライク・ライフ No.8

洗濯物を畳むとき、お皿を洗うとき、野菜を細かく刻むとき、慣れたいつもの手の動きを繰りかえしながら、そっと、自分の心のなかにしまってある紙を取り出す。

始めは夢の絵だったそれは、何回も取り出しているうちに冒険の地図に変わり、今では登山計画書になっている。出してはしまい、出してはしまいを繰り返し、山に登る前から紙はすでにボロボロだ。

夢を計画に変えるまでのいちばんの迷いは、今の自分にこれを叶える力はない、という現実。

まったくない!

そりゃもう、気持いいくらいにない。

でも、今ないからといって、あきらめていいんだろうか。

自分が成長する余地は、まだまだあるんじゃないだろうか。

無いなら、無いなりの工夫が、きっとある。

きっと、ある。

(続く)

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2015年9月 5日 (土)

ライス・ライク・ライフ No.7

中山さんの奥さんの言葉は、自分のやってみたいことが、ただの妄想だったと理解させるものでしたが、その言葉に「Yes」と答えてしまったことによって、自分の中にあるスイッチが、静かにパチンッと押されたのでした。

・・・いやいやいや、でも、ムリムリムリムリムリッ!!!

もひとつおまけにムリッ!

むり、無理か、な?

どうかな?

おばあちゃんになるまでの、長期スパンで考えたら、どうだろう。

(続く)

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2015年8月30日 (日)

ライス・ライク・ライフ No6.

本当のところ、長年のお勤めが終わって心からホッとされているであろう中山さんに、「教育のインフラ世界標準整備、さらに今ならドーンと無料!!」はいかがですか、などと(中山さんのお仕事も知らないのに!)言えるはずもなく、「毎日が日曜日。」以降のくだりはすべてこちらの心の声で、実際に口に出した言葉は、まったく別なものでした。

それは、いつか自分がやってみたいことで、夢ともいえない話。決してささやかではないので、とても実現できそうになく、話し終わった後には恥ずかしくて、「まぁ、宝くじが当たったらの話ですけどねぇ、アッハッハ!!!」と、続けようと口を開こうとしたとき、間髪入れず中山さんの奥さんが、「その夢が実現するときは、ぜひ、私にもお手伝いさせてください。」と、おっしゃったのでした。

ひたと、こちらの目を見ておっしゃる勢いに押され、宝くじが当たったら、という逃げ道に行けなくなり、口ごもりながら、「もちろん、そのときはよろしくお願い致します。」と言ってしまったのでした。

あぁ、私の馬鹿バカばか!!!

(続く)

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2015年8月27日 (木)

ライス・ライク・ライフ No5.

中山さんの含蓄のあるスピーチと共に、中山さんの定年退職を祝う家族のサプライズパーティも終わり、皆さん笑顔でお帰りに。どうもありがとうございました!

次の週の日曜日のランチに、中山さんご夫婦が貸切のお礼にと、大きな花束を持って来店してくださいました。いやいやいや、そんな、こちらこそ、どうもありがとうございます。

今までは土曜日の夜にいらっしゃっていたので、日曜日の昼の光の中でお会いするのが珍しく、改めて何か新鮮というか、フレッシュな思いで料理を運びます。

ところで長いこと来てくださっていたとはいえ、今まで中山さんと親しくお話をしたことはありませんでした。

「お辞めになって、今はどんな生活なんですか?」

「いま? いまはね、毎日が日曜日!」と、中山さん。

そうですよね、40年間お勤めされてきたんですから、休んだってバチはあたりません。長い間、お疲れ様でございました。

・・・でも、長年仕事で世界中を飛び回ってきた、知識も経験も豊富な65歳が、毎日が日曜日って、・・・少しもったいないような気も致します。

・・・その豊富な知識と経験を、だれかに伝える仕事っていかがでしょうか。

いえ、常々考えていたのですが、今の時代、インターネットで世界中が繋がっているじゃないですか。

スマートフォンの普及も爆発的な勢いで。

ということは、教育というインフラが、世界レベルで、個人個人の片手にまで繋がることができるってことですよね。

いえいえ、スカイプで外国語を学ぶ、という話ではなく、食事も恋愛も画面越しでは味わえないように、教育も教えたい人と教えてほしい人が直接会って、時間を使って身につけるのが良いと思うんです

それで、教える人が教育のプロではなくとも、たまたま人生のある一時期に時間があって、自分の得意なことを誰かに伝える余裕があるのなら、学びたい人とマッチングさせるシステムってできないものでしょうか。

大学の長い夏休みとか、卒業したけれどまだまだ世界を見てまわりたい若者とか、夏の長ーいバカンスとか、退職してもまだまだ現役な方とか、次の仕事に移るまでの休暇とか、1.5ヶ月から3ヶ月単位の空いてる時間で、世界の誰かに何かを教えてあげることができる方って、いらっしゃらないでしょうか。

高校受験とか大学受験向けの教育ではなく、高校や大学の枠ではない人向けの、社会に出て即戦力で使える教育プログラムを、教えたい人と学びたい人が登録しあい、自分に必要なカリキュラムを作る事ができる、グローバルなシステムってできないものでしょうか。

グーグルもヤフーもウィキペディアも世界の知識として役立っていて、次は知識の共有の一歩先、外に出て、世界で働ける経験を共有するって、どうでしょう?

以前、NHK-AMのラジオ深夜便の放送で、イタリアで大人気になった日本人漫画家の方が、「イタリア語の話せる日本人はたくさんいる。漫画が描ける日本人もたくさんいる。でも、イタリア語で漫画が描けるのは自分しかいない!」と、気がついたのが初めの一歩だったというお話が、印象深く残っているのです。その方は白水社の編集者さんから、「ひとに負けない得意なものが二つあれば、それは仕事になる。」と、教えてもらったそうです。

フランス語ができる漫画家、英語が話せる美容師、イタリア語がペラペラなデザイナー。 手に職+他言語を、留学しないで身につける、それも無料で。

教育をグローバルにフリーに。

そォーんなバカな話が無理なことはわかっているのですが、あたらしいって、そういうことですよね。

いかがでしょう?

(続く)

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2015年8月14日 (金)

ライス・ライク・ライフ No4.

中山さんは同じ会社で40年、お勤めされましたが、たとえ、会社の方針や上司が自分と合わず、仕事が変わることがあっても働くということがなくなるわけではありません。

働く、ということは生きること。

俗に、仕事には三つの種類がある、といわれています。

ライスワーク(食べるために働く)、ライクワーク(好きなことをして働く)、ライフワーク(仕事が生きる意味となり、使命感を持って働く)

よく考えないで聞けば、ライフワークが素晴らしく、食べるために働くライスワークは低俗と、早飲み込みしてしまいそうになりますが、オットドッコイ、食べられなければ使命も何もあったもんじゃありません。

野生の動物も原始人も、一日は食べるための仕事で始まりますし、生活の糧、の「糧」とは食糧のこと。

食べるために働くのは決して自分を下げることではなく、長い人生のうち、たまたま自分に余った時間があり、自分の得意な力で、誰かの何かのために働くことができれば、人生がもっとおもしろい、というだけのことだと思います。

三つのワークは、らせんのように循環し、これに「時間」という空間が広がり、「思い」という波が寄せては返しているのです。

そんな、しちめんどくさい話のすべてが、中山さんの、「・・・いろんなことがありました。・・・本当に、いろんなことがありました・・・」 

この言葉になっていたと思う。

(続く)

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ライス・ライク・ライフ No3.

いろいろ考えた末に、季節の食材と、ふだんお店では出さない手間入りのお料理と、お祝いのお酒を合わせてお出しすることに。

当日は、娘さんが大きな花束を二つ用意して、先にご来店。中山さんご夫婦とお姉さん家族を迎える段取りに。

貸切札を下げるとサプライズが分かっちゃうかもしれないので、満席札を下げてスタンバイ。ドキドキ・・・

ドキドキ・・・

ドキドキ・・・

カラカラカラーーーーーン!!!

はいッ、ご来店! 

「こんにちはァ。」

すぐに、ここにいるはずのない娘さんを発見し、

「・・・・・アレェ?!」

サプライズ成功!!!

うーーーん、動画で残しておけば良かったなぁ。

今日はお父さんの定年退職をお祝いするために家族で貸切と聞いて、二度ビックリ。

うーーーん、動画で残しておけば良かったなぁ。

皆が落ち着いたところで、乾杯!

途中、サプライズゲストが来ることを、私がうっかり話してしまう失態(いつ、いらっしゃるのか気になって気になって・・・)を織りまぜつつも(泣)、会食はつつがなく進み、食後に、娘さんたちからお父さんへの感謝のスピーチが。

愛情と感謝のこもったスピーチに、涙腺がゆるむつつ、これはやっぱり育て方なんだろうか?と我が身をふりかえっていると、今度はお父さんからの返礼のスピーチが。

中山さんは、65歳までの40年間、会社にお勤めされたそうです。

「・・・いろんなことが、ありました。」と、深々とおっしゃり、一息おいて、「本当に、いろんなことがありました。」と、また、繰り返されました。

隣に座っているお母さんも、小さく二回、うなずかれておりました。

(続く)

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2015年8月11日 (火)

ライス・ライク・ライフ No2.

中山さんのお父さんは、小学校の校長先生みたいな雰囲気の方で、静かな重みがあるんだけど、お酒のおかわりを注文をするときなんか、ちょっとだけ目尻に皺がよって、やわらかな愛嬌をチラリと見せてくれる。

お母さんは、控えめでおっとりしながらも、しっかりとした気持の方で、帰り際にお見送りしたときなど、一度去りかけてから又ふりかえって、「お体、大事になさってくださいね。」と声を掛けてくださる。なんでもない一言に響くものがあり、それが小さな光の矢のように胸にささって、しばらく呆然とすることがあります。

ニ、三ヶ月に一度のペースでご夫婦でいらしては、こちらがわのバタバタも意に介さず、ゆったり食事をして、お酒を愉しんでお帰りになるのが印象的なご夫婦でした。

娘さんから、お電話を頂いたときには、中山さんは何人もいらっしゃるけれど、きっとあの中山さんに違いないと思い、会の趣旨を伺ったところ、お父さんの定年退職をサプライズでお祝いしたい、二人ともゼブラが大好きなので、料理の進行を気にせず、家族だけでお祝いしたい、との事。なるほど、なるほど。それは大変ありがたいお話です。

しかし、土曜日の夜を6人で貸切るって、かなり豪気。

どうやったら喜んでくださるのか、自分たちは歩いたことがない未知の領域だ。

7月4日土曜日、一体どうしたらいいんだろう?

(続く)

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2015年8月 9日 (日)

ライス・ライク・ライフ No1.

うちのお客さんは母性が高い人が多いと思う。

10月で開店してから8年になりますが、開店当初は今よりもっと未熟な店だったのに、どんなに珍奇な料理が出ようが、どんなに待たされようが、文句の一つも言わずに会計をされ、もう二度と来られないだろうと思っても、二、三ヶ月後には、また家族でいらしてくださる。

ありがとうございます。

昔からのお客さまには多くの不思議な共通点があって、まずお父さんが家長としてドシンと構えていて、全ての決定権はお父さんにあること。お母さんは、そんなお父さんを支えつつ、後からついてくる内助の功の女性。お店を選ぶのはお父さんですから、父性の高い人が多いと言うべきか。

それが私たち夫婦とは真逆なのがさらに不思議。うちは私が決めて、なべさんがブツブツ言いながら後から来るタイプ。あぁ、でも歩き始めるとスタスタ歩いちゃって後ろも振り返ってくれないし、ほんとうに大事なことの決定権はなべさんなんだよね。カカア天下と思いきや、ドッコイ、隠れ亭主関白なんですねェ。騙されちゃァいけません。叱られているのはいつも私ですからね。エヘン!

いつ頃からいらしてくださっているのか定かではないのですが、やはり昔から、二、三ヶ月毎にご夫婦で来てくださる中山さんの娘さんから、「7月4日の土曜日の夜を6人で貸切にしたいのですが。」というお電話があったのは、6月の初旬頃でした。

(続く)

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2015年6月30日 (火)

夜の洗濯

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我が家の洗濯機は一日三回廻っています。忙しい朝だけでは二回しか廻せないので、仕事から帰った後、もう一回廻します。

お日様が出るのを待っていたのでは、溜まる一方ですし、夜風だけでも存外乾くものですから、夜空の月を眺めながら、静かに干します。

思春期の子供たちにいちばん勧めたい家の仕事が、洗濯です。

自分の汚し物を自分で洗うことによって、彼ら彼女らが幼かった頃、自分のお尻を自分で拭けるようになるまでは親が拭いていたのだということをボンヤリでも感じてくれれば、自分ひとりで生きている、といった考えが改まるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

とはいえ、洗濯籠に入っている洗濯物が少なくなってしまえば、寂しくなるのはこちらなんですけどね

洗濯物の重さは、愛の重さ。

まったくねぇ!

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2015年6月28日 (日)

彼女の横顔

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ペーパーアクセサリー作家、マルヤマメグミのブランド「doop」のHow to本が、雑誌「装苑」のムックとして、この6月に文化出版局から出版されました。

zebrAのホームぺージを作ってくれたメグミとの出会いは、彼女がまだ中学生だった頃。

なべさんの同級生の娘さんとして紹介され、少しだけ話をしたときに、彼女がとても繊細で豊かな感受性を持ち、かつ、胸の奥底に云うに云われぬ思いを溜めていることに気がついて、それではさよならと別れた後も、彼女のことが気になって気になってしょうがない。

たった一回会っただけの大人に何ができるのか、考えた末に、雑誌「Olive」の”10代で読むべき本100選特集”をビリビリッと破いて送ったのでした。6ページくらいの特集は小さく折り畳むと分厚くなって、封筒がパンパンに膨らんで困ったのを覚えています。

あれは今から思えば、雑誌ごと送れば良かったのに、何で破って送ったんだろう?

先日、お店に婚約者の馬渡さん(通称ウマさん!)と来てくれたメグミとその話になり、「突然送られてきて驚いたでしょう?」と聞くと、「ビックリしたけど、あ、この本の装丁、素敵だなぁって、じぃっと見てましたよ。」

「えぇ!その頃から、装丁に興味あったの?

「ありました。アレね、今も箱の中に入れてしまってあります。時々、引き出しから取り出して、またじぃっと、見るんです。」

そうかぁー。うれしいなァー。特集の本に託しただけだけど、送って良かったなァ。

中学生だったメグミも今や、某社でデザイナーとして働くかたわら、休日にコツコツとペーパーアクセサリーを作り、こまめに展示会に出しては出会いを重ね、地方を巡り、少しずつ自分のブランドを育ててきました。

もちろん平日の仕事だってキッチリこなし、若干30才にして係長から課長へと、島耕作も驚く出世っぷり。やるなぁ!

そうやって、グチも弱音も吐かずに二つの仕事を積み上げてきた集大成がこのような形で世に出ることを、ほんとうに誇らしく思います。

自分の手でモノを作ることに興味のある方、ぜひぜひ!!

「紙とペンで作るポップなアクセサリー」 デザイン・制作doop 文化出版局編

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2015年6月25日 (木)

フィガロジャポン8月号

フィガロジャポン8月号 別冊付録「湘南・鎌倉の大人時間」にて、作家の小川糸さんがゼブラを紹介してくださいました。

糸さん、(と気安く呼びかける仲ではないのですが、糸さんはまさに、糸さん、といった風情の女性なので、失礼ながら勝手に糸さんと呼ばせて頂いております。)は、「胸の底に、しん、と静かなみずうみを持つ」女性で、糸さんの傍に寄ると、私の中の騒がしさが、キリキリキリ、ガチャガチャ、ドスンバタン!!と、ひときわ高く漏れ響くようで恥ずかしく、どうにも落ち着かない心地になり、そのくせ糸さんの静けさには耳を澄ませてしまうのです。ふしぎ。

うちはまだまだ半端な家ですけれども、もっと成長できるように精進いたしますね。このようにご紹介頂き、どうもありがとうございました。

            トランクを引っ張り出したくなる特集

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2015年6月21日 (日)

ペンネ・リガーテ祭り

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小海老のレモンクリームソース ペンネ・リガーテ ¥1580

小海老がこれでもかという位たっぷり入っていて、海老好きにはたまらないパスタですが、クリームが食べたくない暑い日に向けて考えた、このレモンクリームソースもぜひ味わっていただきたい。

国産レモンの果汁と皮で仕上げたおかげで、以外にあっさりとお腹におさまりますし、ペン先の形をしたこのペンネ・リガーテも、嵩はありますが、中が大きな空洞ですので、思いの他もたれません。というか、手が止まりません。

国産レモンの出回る最後の時期、6月までの初夏限定パスタです。お見逃しなく。

それにしても、パッパルデッレといい、ペンネ・リガーテといい、無駄に無性に無闇に、つぶやきたくなる単語ですね。イタリア語って面白い。

赤コォーナぁー、・・・ペンネェ・リィガァーテッ!!!

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2015年6月14日 (日)

暮らしの滋養

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地タコのトマトソーススパゲティ ¥1580

材木座のシラス船、「もんざ丸」さん水揚げの地タコはやわらかいだけでなく、なんともいえない旨みがあります。

それは、シラスを茹でた釜で生タコを茹でるので、シラスの出汁がじんわりと染み込んでいるからです。そこにズッキーニの素揚げと鎌倉市場のトマトが入って、食べ応えのある夏のスパゲティに。

露地のトマトが甘いのは、ここ鎌倉では六月がピーク。それ以降は実がなっても株が弱っていくので、甘みの薄いトマトになってしまいます。

季節が巡るごとに旬の野菜に心を寄せると、地面に葉っぱが振りつもるようにゆっくりゆっくり、暮らしに滋養が積もっていきます。

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2015年6月 9日 (火)

パッパルデッレ記念日

日本の夏は、麺類が豊富ですばらしいと思う。

暑い夏にホカホカのご飯は喉を通りませんので、お昼は連日麺ラッシュとなりますが、素麺、蕎麦、冷や麦にうどん(太いの、細いの、稲庭、稲庭うどんの端っこ)、焼きそば、ビーフン、冷やし中華、ちゃんぽん、パスタなどなど、素材、形、味違いを考えると、日本の麺って、ものすごいラインナップじゃないでしょうか。巨人軍もかくや、といったところですが、実際のところ、家で作るとなると、家族それぞれの好みがあって、登板数がかなり低い麺もあります。

ウチは、私が細麺好きなので、太いうどんやつけ麺は、まず出ない。麺は細い麺の喉越しを味わうのが身上、と思っているので、冷や麦だって、素麺に飽きたときくらいの登板です。

細麺好きはパスタも同様で、お店のパスタはスパゲッティ一本槍。たまに、よそで太いのを食べると、どうも落ち着かない。定番の組み合わせと分かっていても、落ち着かない。アゴが、なァ・・・

けれども、冬に「渡り蟹のトマトクリームスパゲティ」をお店で出していたとき、大体のお客様が先に蟹を夢中で味わい、パスタは後回し。濃厚なソースを吸った細いスパゲティは、自然とくっついてしまうのを度々目にしてから、考えが変わってきたのでした。

日本に根付いたといっても、パスタはイタリア料理。パスタとソースの自然な組合わせを、自分の好みで変えてはいけないんだなァ、と。

以来、ボロネーゼには、太いが薄いパッパルデッレを。麺の上にお肉を載せて、一口で麺と具が同時に味わえるのがいい。濃厚なクリームソースには時間がたってもくっつかず、芯がないから軽やかなペンネをチョイス。

どっちも大人気。改めて、麺に開眼しました。麺、おもしろい!!

この夏のお昼は、いつもと、ちょっと変わるかもしれません。

ムフフ。

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初夏野菜の豚ボロネーゼ パッパルデッレ ¥1380

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2015年6月 7日 (日)

夏の保養

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お店の花壇に植えた葡萄に、今年は13房も実がつきました!

あぁ、かわいい・・・

ただでさえ丸い粒の形はかわいいのに、葡萄はそれが連なって房になってるんですから、もぅ最強!

苺やさくらんぼと違って、中性的な感じも素敵ポイント。

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2015年6月 6日 (土)

ファィッ、オォー!!!

ご心配をおかけしましたが、アトピーがひどくなった娘ふたりは、ステロイド効果で無事お肌ツルツルに。二日休んで、すっかり養生しました。

が、ここからが本番です。強いステロイドから、いかにして解脱していくか?

神様みたいな薬に頼っていると、人間の力が弱まってしまいます。

問題は肌の表面ではなく、免疫力が弱い体の中なのだ。

ひさしぶりのォ、共闘期です。イェイ!!!

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ホームズの踊る人形の暗号ではありません。ツルツルを喜ぶ娘たちです。

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2015年6月 2日 (火)

ダブルでドン!

こんにちは。

6月ですが、気温はもう夏ですね。

暑さのせいか、うちの娘たちの調子がよろしくありません。

初夏にはイネ科の植物の花粉が飛ぶそうで、末の娘にとどまらず、真ん中の娘のアトピーもひどくなり、週末にはぐったり。ついには顔や首も赤く腫れてしまい、月曜日に慌てて皮膚科に駆け込みました。

運動会が終わり、ピークが過ぎたとはいえ、まだ人型ロボットの末の娘も合わせて二人、セットで診ていただき、たっぷり薬を塗り、首、腕、脚に包帯をグルグル巻いてもらいます。

ミイラのようなこの姿、久しぶりです。幼かったころはよく治療でこんな姿になってたなァ・・・

鎌倉、川崎と住んできたなかで初めて、今回ここまでひどくなりました。思春期によるホルモンバランスの乱れでしょうか。それとも疲れ?ストレス?・・・いや、それはないか。

理由は何にせよ、火がついてしまったら、火消しはステロイドが一番です。

かゆみ止めを飲み、末の娘の布団を真ん中の娘の部屋に運びこみ、ただいま二人は昏々と眠っております。

気温が乱れるこの時期ですが、皆様もどうぞお体ご自愛くださいませ。

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せっかくだから記念にと、写真を撮りあうミイラ姿の娘たち。

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2015年5月24日 (日)

葉のまにまに

ここ数日、お店のメンテナンスは花壇の花の植え替えや草むしりなど、緑の手入れに集中。緑の手入れをしていると、あっと云う間に時間が経ちます。

枯れた草や、好ましくない雑草を抜き、この夏、眼を愉しませてくれる草花を植えます。

今回は、白のタチアオイ、葡萄色のサルビア、ハーブのディル、ステビア、ジャーマンカモミール。

白のタチアオイはまだ小さな苗で、花が愉しめるのは来年から。夏の風にタチアオイの株がゆっくり揺れている姿がいいのです。安心する色気。早く来年にならないかなァ。

生まれて初めて意識して覚えた花の名前が、サルビア。たぶん4才頃、近所の遊び相手に花の蜜の味といっしょに教えてもらい、子供心に大きな驚きを持って、その名前を頭に刻み込んだのです。花に口をつけ、ほんのりと甘い蜜を吸うことが、まるで蝶や蜂のようで、夢中になって花を摘んでは吸い、摘んでは吸って遊んだ記憶があります。

子供の頃は今よりもっと、地面や葉っぱの匂いが近かった。公園でかくれんぼをした時など、鬼にみつからないよう、大きなツツジの株の陰にしゃがみながら、ツツジの若葉や枯葉の積もった地面の匂いを、好ましい匂いとして受け入れていたっけ。

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2015年5月19日 (火)

緑深く

こんにちは。

末娘の小学校最後の運動会は、土曜日の明け方から雨になり、翌日曜日に延期して、無事開会の運びとなりました。

アトピーによる痛みのため、まるで人型ロボットのように不自然な動きの末娘。はたして、応援団に徒競走に組体操に騎馬戦ができるのでしょうか?

延期が決った土曜日に、熟慮の末、ステロイドをたっぷりと塗り(塗ればツルツルにはなるのですが、三日もたてば塗った部分が強烈猛烈激烈にかゆくなり、掻きむしりがどうにも止まらないので、できれば使いたくないのです。ステロイドコントロールの難しさは、昔からよーくよーーーーーーく、体感しています・・・)、とにかく睡眠。ハイ、寝て寝て!

日曜日には、マァ、多少乾燥してきたので、「いってらっしゃい!」と送り出したものの、内心ハラハラ。 

しかししかし、親の心配をよそに、娘は淡々と競技をこなします。痛みを、顔や口に出さないとこが、この娘の性格。だいじょうぶ、じゃないよねぇ・・・

組体操には泣けました・・・が、競技終わりの娘にばったりと会い、頑張った祝福に頭をなでようとすれば、スイッと頭を下げて見事なスウェーバック! オゥ!撫でちゃいけなかったね!思春期だっけね。

し、しゅん、き、だ、もん、ね、えェェー(プリンセスプリンセスの「ダイヤモンド」のメロディでどうぞ。)

まぁ、そんな感じで、静かに熱い運動会が無事に終わりました。 

あぁ、もぅ、五月の熱射線と砂埃と人いきれの濃い、小学校の運動会に参加することはないんだなぁ・・・

 

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組体操の大目玉、人間ピラミッドタワーの緊張感といったら!

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