2012年5月25日 (金)

本の旅

上の娘が、学校の図書室から借りてきた、沢木耕太郎著「深夜特急」がおもしろい!と言うので、だいへん遅ればせながら読んでみることにした。

この本がベストセラーになった時は、ちょうど上と真ん中の娘がちっこくて、アトピーの治療でヘトヘトで、本を読む気力なんてなかったんだ。

アトピーが落ち着いた後もなんだかんだで旅とは無縁(わたしの中では、旅行は皆で行くもの、旅とは一人で行くものという線引きで、抱えるものを置いての一人フラリ旅はまだまーだむずかしい!)の日々で、手に取る気がまったくしなかった。

毎晩恒例のもはや儀式といってもいい姉妹ケンカを終えて子供たちが寝静まった深夜、発車オーライ!ゆったり読み始めるも、面白くて面白くてアッという間に読み終えてしまったので、今朝、続きを借りてきてほしいとお願いしたら、今日は体育祭の総練習だからムリ、体育祭明けの火曜日にならないとムリだよ、との返事。えぇー!

旅情とは、その土地をただ通り過ぎる、というところからくる観察者の感傷なんだな。通り過ぎていくだけ、という気楽さとせつなさ。その土地に根付くとなったら、こうもヒリヒリしていられない。

それにしても、なんて的確な視線で旅の甘いところも苦いところも掬い取っているんだろう。旅心が煽られちゃう。今頃読んでよかったよ。落ちついて受け止められるからさ。

うーーーーーん、早く続き読みたーい!!!

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2012年5月23日 (水)

誰もがもっていて誰もがなくすもの だからかがやくもの

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先日、お子様の一歳のお誕生日(かわいかったぁー!!!)のお祝いに来て下さった方が、「この前、友達とランチしようとお店に来たら、店内が女子校生で埋まっていてすごい光景でしたね。」とおっしゃった。

そうそう!

あれはすごかった!

店内の四分の三が清楚な女子校生で。

かわいい小鳥がさえずっているみたいに賑やかで。

お花が並んでいるみたいだった。

なべさんは「昔を思い出すなぁ。」と呟き、敬ちゃんは「乳くさい!」とうそぶき、二人ともどんななの! 目尻が下がっているじゃないの。

都内の女子高校の鎌倉巡りだったようですが、みんな可愛くてしっかりした娘さんたち。 大人数の食事を一度に仕上げるのにアプアプだった私は、お世話するどころじゃなかったっけ。

それにしても、女子高生であるからには勿論、鉄壁の協調性が身についているのだけれども、時折パチッパチッと一人一人目が合えば、その目の奥には感受性の強さと勘の鋭さが宿っていて、あぁそうだ、こんな宝物を隠し持ちつつ、箸が転んでも笑いころげるのが高校生だったなぁと、遠い遠い昔を振りかえり、ランチ後の休憩でスタッフのゆなちゃんに「あんな感じは懐かしいねぇ。」と言えば、ゆなちゃんが答えるよりも前に素早く、「いや、ゆなちゃんはつい最近のことだから。」と、なべさんが訂正してきた。

あら、そうだ。

ゆなちゃんは二十歳だから、二、三年前ね。私はウン十年前ね。

・・・それにしても、なべさん。

最近俺も年とったなぁと、こぼす割にはずいぶん反応がいいことで!

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2012年5月22日 (火)

レストラン

さっき、レストランの綴りを確認しようとパソコンに手を出しかけ、思い直して英和辞典を引っ張り出した。

旺文社のサンライズ英和辞典 1986年初版発行。 うーん、実家のお兄ちゃんのを持ってきたのかなぁ。

「R」の項目は少ないんだね。ちなみに「Z」は2ページしかない。日本語でいえば「ん」みたいな存在の「Z」。なんか形も似ている・・・。2ページを埋める貴重な語彙だね、「zebra」

そうそう、「restaurnt」の綴りを確認したところで、語源の項目があるのに気がついた。なになに?

フランスの古語で「元気を回復させる」の意 ▽restore

なるほど・・・。

これ読んだだけで元気が出たよ!

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金環日食

皆さんは金環日食をご覧になりましたか?

「きんかんにっしょく」が「金環日食」だと気がついた土曜日には、すでにヤマダ電機にも本屋にも日食眼鏡は売切れだったので、目の弱い私は見ないことにしたのです。チラ見もよくないって聞いたし。

真ん中の娘は近所の塾でやる観測会に行くって朝4時に起きて、5時35分には張りきって出かけて行きましたよ。

上の娘も誘っていたけど「別にいい!」と、にべもなく断わられ、末の娘は運動会の代休で休みだったけど、そもそも早起きができないから誘ってもいなかったね。なべさんは爆睡、バアバはテレビで中継観測。

まぁ、真ん中だけでも観れてよかった、よかった!!

きれいな思い出がひとつふえたね。

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2012年5月18日 (金)

自転車を漕ぐと笑いたくなるのはなぜか

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ところで、

きんかんにっしょくってなんだろう?

おいしそうな名前だけど!

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2012年5月17日 (木)

ワイン移行期

おはようございます!

由比ヶ浜接骨院にもぼちぼち通いだして体のメンテナンスを再開すると、体がスムーズに動いてきます。

そこで、滞っていた運動を再開しようと、今朝は五時起きで近所を軽ーくウォーキング。体脂肪がメラメラ燃えている手ごたえを感じていますよ。

やっぱり歩かなきゃ。

先日、横浜元町でワインの試飲会があり、おいしいワインをたくさん試飲してきました。このお値段でこのお味!というバリューワインばかりの試飲会で、ちょうどワインのラインナップを入れ替えようと思っていた私たちには、お宝ザクザクの試飲会でした。

いま現在、ゼブラのワインのラインナップは赤・白共に3000円台、4000円台、5000円台の3種類となっておりますが、考察するにワイン愛好家の方々は自宅に立派なセラーがあり、うちの5000円台は彼らにとっては家飲みワイン。

外でおいしいご飯を食べるときには、おいしいワインと一緒に、しかもいーっぱい飲みたーい!という彼らワイン愛好家の希望に応えるためには、3000円台のワインを充実させて選択の幅を広げるべきだ!

ということで、只今、赤・白共に3000円台が3種類、4000円台が1種類、5000円台が1種類に着々と変更中です。

最終的には赤・白共に3000円台が4種類、4000円台が1種というラインナップにしようと考えております。うちは料理がいろいろ、お客さまの年齢層もいろいろのファミレスですから、ワインに特化しすぎるのもナンなので、そこらあたりが落ちつき所でしょうか。

開店当初、7000円台や9000円台のワインを置いていたことを思うと、ずいぶんボーダーを越えてきたなぁ。バラバラだった大きな点と点が繋がってきて線になって、だんだん自分たちの輪郭が見えてきました。

でもこの時のビオワインは、ほんとうにおいしくて香り高い、すばらしいワインで、私がワインの味を覚えたのはこのワインからだったことを幸せに思う。

その後、ぶれにぶれたワインの軸だけど、今では3000円台のワインを選ぶときも、あのビオワインの味を思いだしながら、なべさんの料理に添うようなワインを選ぶ基準になってくれているんだ。

赤・白兼用だったワイングラスも、コンランショップで赤ワイン用のグラスを揃えましたよ。 なべさんは、ずいぶん変な形だ!と言います。まぁ、そうなんだけどね。香りが嗅ぎやすい理に適った形でもあるよ。

さてさて、変化をスムーズに移行するため、今晩から5000円台のワインを売り切り価格に変更! 

よかったらお試しください。

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2012年5月15日 (火)

お休みのおしらせ

ふひー!

お久しぶりです。

お陰様でいそがしい日々、ありがとうございます。

只今、G.Wが明けたらやろうと思っていたあれやこれやを進行中。

どれも早く形にしたいなー!

さてさて、今週土曜日5/19のランチは、末の娘の運動会のためお休みします。
単身赴任のため、なかなか娘と遊べないなべさんが応援にがんばってきます。

赤組、勝つかな?

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2012年5月10日 (木)

日々是成長

忙しくて読む暇がなかった、5月1日からの東京新聞をまとめ読み。

読めば読むほど、日々の世の中はためいき、又、ためいき。

それにしてもすごくがんばっているなぁ、東京新聞。

ちゃんと伝えてくれて、ありがとうございます。


昨日の朝、上の娘が京都・奈良へ二泊三日の修学旅行に出発。

7時に新横浜駅集合なので、用心して6時に家を出て車で新横浜駅に降ろすと6時16分。家に戻って車を停めたとたん、最後に渡そうと思っていたお小遣いを渡し忘れたことに気が付いたのが6時40分! 慌てて新横浜駅に戻って6時57分。集合場所に向かう見送りの先生にお小遣いを入れたポチ袋を託して、事なきを得ました。 

やれやれやい。

お小遣いは前日に渡す。集合は早めに行けば何かあっても何とかなる。

この二点を学んだよ。

今日はゼブラにも他県の高校生のランチの予約が15名入っています。他にお誕生日のお祝いの食事の予約もあるので、今日のランチは満席ですね。

どこの土地の高校生かな。うちの子もよそでだれかにお世話になっているんだから、私もしっかりお世話しよう。

それでは!

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2012年5月 9日 (水)

家族

こんばんわ。

G.Wの疲れも由比ガ浜接骨院の大舘先生に治療していただいて、ぐぐっと絶好調。

体が楽になりましたー。

先生の眼と手にかかれば何でもわかりすぎるくらいわかっちゃうので、できればギリギリまで行きたくないんだけど、ギリギリになって駆け込めば、いつももっと早く来れば良かったー!と思うんだ。

すみません。真面目な患者じゃないけど、いつも助かっています。ありがとうございます。

G.Wにゼブラにいらしてくださった皆々様、どうもありがとうございました!

静岡から来てくれた、大関夫妻、毛利夫妻、守籐夫妻、大阪から来てくれたしげちゃん、なべさんの車の面倒をみてくれていた方など、昔からなべさんのお店に通ってくれていた皆が来てくれて、なべさんもアンパンマンみたいな笑顔だったよ。ありがとうー!

北鎌倉に住んでいたとき、とてもお世話になった小川さんご夫妻も息子さんたちといらしてくださった。お元気そうで安心しました。夏のスイス旅行、お気をつけて!

毎年G.Wになると来て下さる方々もいらして、今年もお会いできてよかったよかった! ある方はいつの間にか、お子さんがいらしていたのでビックリしたら、去年は預けてきたのー、との言葉に納得。お姉さんからお母さんの顔になっていて感心しました。育児たのしんでねー!また来年お待ちしてまーす。

さて、いちばん感じたのは家族のこと。

様々なご家族が様々な物語を持っていらっしゃた中で、いちばん印象的だったのが、半年ぶりに海外から来てくれたお母さんと大ゲンカし、「サヨナラ」も言わずに別れてしまったご家族。

ご主人と、そのお母様が大ゲンカしたらしいのですが、ご主人の落胆たるや、かける言葉も見つかりません。

「かわいい子供たちを見てほしい、大事にしたいと思っているのに、なぜいつもこうなってしまうんだろう・・・」と落ち込むご主人に、「二人ともよく似ているからねぇ。」おっとりと奥さまがおっしゃる。

そんな奥さまを見ながら、「この人は(愛情のある、この人ですよ)、お父さんやお母さんととても仲がいい。僕はそれがとても羨ましいし、ちょっと・・・ジェラシーもあるね。」とご主人。

えー、なんて正直なの! ジェラシーという言葉を素直に言えるなんて。

ジェラシーを言える素直さがなくなっている自分に気づかせてくれたご主人は、かわいい二人のお子さんとおっとりとした奥さまと、新しい自分のよりどころを確かにきちんと作りあげていらっしゃるので、お母さんと大ゲンカしたって大丈夫だと思いました。


うちの小学3年生になる末っ子がこの前スーパーで、「ちっちゃい子が大泣きしてギャーギャー叫んでいるアレ、わたし言ってることわかるよ。」と言うのです。「なんて言ってるの?」と聞くと、「おかあさんのばかーッ!!!って言ってるの。」と得意げに教えてくれました。

なるほど・・・

いちばん理解してほしい人が理解してくれないから怒ってるんだね。

いちばん理解してほしい人だから、怒るんだね。

家族ってめんどくさいけど。

いいなぁ。










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2012年5月 7日 (月)

ゴールデンウィーク狂想曲

ゴールデンウィークが終りました。

ゴールデンウィーク期間の行楽を支えるあまたの職業の皆様、お疲れ様でした!!

遊園地で働く方も美術館で働く方も洋服屋さんで働く方も可愛い雑貨屋で働く方も素敵な髪型を造る方も体の調子を整える方も荷物を運ぶ方も人を運ぶ方も航空会社で働く方もおいしいご飯を作る方もそれを運ぶ方もおつかれさまでしたーーーーー!!!!

私の感覚では、サラリーマンの方は武士。飲食店や雑貨、美容師の方は商人という感覚があって、そこに上下はなく、いいものをつくればつくるほど、話す言葉が近づいてくる、という感覚があります。

階段を上れば上るほど、たいへんだけど面白いです

ここ鎌倉で仕事をするようになって、たくさんのひとに出会って、昔よりもっと、いろいろなことについて考えるようになりました。

もまれて、研がされて、いろーーーーーーーーーんなことについて教えてもらって、考えるようになりました。

ありがとうございます!

今回感じたことは、「家族」。

でもそれを綴る前に、まずは、ごめんなさい。

ほんとうに、どうも、おやすみなさい。

いい夢を・・・

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2012年5月 3日 (木)

復活

ゼブラの大事な右腕スタッフ、敬ちゃんが復活したよ。

いえーーーーーーーーーーーーい!!!

祝・復活!

まずは、少しずつのリハビリジョブからスタートしてます。

敬ちゃんが復活したので、今日のランチは私はお休みさせていただいて、子供たちと映画を観てきますね。

「スペック」っていう映画が観たいんだって。

ではでは、子供孝行にいってきまーす!

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2012年5月 2日 (水)

親ツボ

フラフラになって川崎に戻ったら、上の娘が「ちりけんていを作ったからお母さん、やってみて。」という。

まわらない頭で「ちりけんてい」とはなんぞやと、考えていたら、娘がルーズリーフを持ってきてうれしそうに見せたのは、世界の国旗を色鉛筆で丁寧に書いたものと、各国の首都を問う手作りテストだった。

あぁ、地理検定ね・・・。

国旗問題が6問、首都問題が4問の計10問が、初級、中級、上級とある。

そうか、連休中やることなくて暇だったのか・・・。

悪かったなぁと思ったので、まわらぬ頭で地理検定を受けたが、思いの外むずかしく、上級で落ちてしまった。

えー、ニュージーランドの首都って?と悩んでいたら、作った本人もド忘れしていた。もしもし、地理検定協会の権威ガタ落ちですよ。

ぶつぶつ文句を言いつつも、しかしこれは親の思うツボにはまってきたかと、ひそかに喜ぶ。

ゲームを買わない(すごいブーイング)のも、パソコン使用が一日1時間半(かなりブーイング)なのも、携帯を買わない(ものすごいブーイング)のも何故かというと、ヒマだなぁ、なんか面白いことないかなぁと思ったときに、じゃあ面白いことつくろうっと、というひとになってほしいからなんだよ。

暇つぶしに受け身にならないでほしい。

小さいころからそう思って接してきた結果が、地理検定として発芽するとは思わなかったけどね、えーと、ブルガリアの首都ってどこ?

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2012年5月 1日 (火)

黄金週間

ゴールデンウィーク前半終了!

ご来店ありがとうございました。

長期休みのときは、いつおのお客さまに加えて、わざわざ来て下さるお客様も多く、そのおでかけ気分がこちらにも伝わってきます。

9連休の方も多いのか、火曜日は営業してますか?のお問い合わせもちょこちょこ頂きましたが、定休日の月曜日に営業しましたので、今日は振替休日とさせていただきます。

ふにふにふに~。

いろんな人に会って、いろんな話を聞き、いろんなお土産もいただき、頭の中が満杯です。

来てくれたお客さんの長い長い人生のなかでは、うちのお店に来て、ごはん食べて帰る、という時間は本当に短いものだけれど、その短い時間のなかで少しだけお話したときの言葉は、その方の人生のなかから自然と湧き出てくる水のよう。

みんな、生きているんだ。

私も生きているんだなぁ。

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2012年4月24日 (火)

お休みのおしらせ

誠に勝手ではございますが、25日水曜日のランチをお休みさせていただきます。

ごめんなさい。

ディナーは営業しますので、夜のお食事の予定の方はご遠慮なくどうぞ!

そういえば近頃、忙しさにまぎれて新作料理の告知をしておりませんでした。写真はありませんが、よかったら想像してみてください。




《四月のおすすめ》

甘く冷たい野菜たっぷりカポナータ ¥480

網焼き筍のシラスハーブ風味 ¥780

しっとり手作りハム       (S)¥680 (M)¥980

愛知産鮎と茄子のふんわりオーブン焼き ブルゴーニュの藻塩で ¥780

スズキの塩締め 蕗みそ風味   ¥1180

「鳥一」さんの鶏モモ肉の北海道産かぼちゃクリームスパゲティ ¥1580

真鰯のフリットと市場のフレッシュトマトのスバゲティ ¥1580

新玉ねぎとセミドライトマトのピッツァ ¥1580


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2012年4月22日 (日)

たのしい試行

春のデザートは、青りんごのジュレと苺のシャンパンゼリーで決まり!と思っていたけれど、ゆっこちゃんがアルコールを飛ばしたゼリー、飛ばさないゼリーに加えてオレンジ果汁を入れる入れないの、4パターンのバージョン違いで試作してくれたものを食べているうちに、なべさんもゆっこちゃんも私も相当なほろ酔い加減になってしまった。

ほろ酔い頭の三人で検討した結果、「これはキツイ・・・」となり、春夏のデザートにそもそも求める要素としてのツルツル、シュワシュワのテクスチャーを残して、ジンジャーエールにリキュールを入れたゼリーに変更することにしました。

マチェドニアのイメージを新しく解釈して、おもしろくておいしい春夏のデザートができるといいな。

せっかくオズマガジンに載せてもらったのだから、表紙をスキャンして載せたい!と思ったのに、スキャンはできてもアップができないんだよなぁ。なんでだろう?

こういうパソコンの悩みあれこれを相談できるのがスタッフのさえちゃん。何しろパソコンの先生なのだ。お連れ合いはスーパーコンピューターの修理技師をされているというIT夫婦。 パソコンが苦手な私を、ちっともバカにしないで丁寧に教えてくれる有難いふたり。 いつもありがとう。

いま、さえちゃんは企業研修のパソコンの先生と、東北復興支援のボランティアとして日本のあちこちを動いているから忙しいんだ。くすん。さみしいけれど、さえちゃんの力が適切に働くところで活躍しているのは、すごくうれしい。

ゆっこちゃんといい、さえちゃんといい、私にはない能力を持った、人として尊敬できる人が身近にいて一緒に試行してくれるというのが、たのしい。

まだ、どれも試行中だけど、GW明けには出来るかな?

何が出来上がるのかほんとうにワクワクしてくるよ!


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2012年4月20日 (金)

先生

昨晩は、Kさんの仲良し四人組の内のお一人が教職を定年退職されたお祝いでいらしてくださいました。Kさんは「これで全員定年になって足並み揃ったわ。」と嬉しそう。

定年ってどんな感じなんですか?と聞くと、「最初の一年は今までの時間に追われた生活が急になくなるギャップでモヤモヤするけれど、二、三年経つと、こんな人生もあるのかってもう楽しいの。」とのこと。

なるほど。確かにKさん、いつも楽しそう。

うちのお店はなぜか先生率が高い。

真ん中の娘が鎌倉の小学校に通っていた時の先生も、ちいさなお子さんを連れていらしてくださっていたなぁ。おもしろい考えをする素敵な先生で、先日スタッフのさえちゃんに、昔こんなおもしろい先生がいてね、などど話した次の日に、その先生から娘に手紙が届いたのには驚いた。聞こえたのかと思いましたよ! 

細いご縁だけれど、いまでも気にかけてくれているのがとても嬉しかったです。

うちの上の娘の将来の夢は社会の先生。静岡、鎌倉、川崎と三つの土地を転校してきた彼女にも、確かな印象を残す先生がたくさんいて、その幸せもきっと夢の一因でしょう。

私も小学一、二年生の時の木村早苗先生のこと、よく覚えている。今でも時々思いだしてはクスリと笑っちゃう。

夏の初めのある日、先生が職員室に戻る用事があって、「しずかに自習して待っていてね。」とおっしゃったのに、皆おおさわぎであそんでいたので、戻られた先生がすごく怒ってしまわれた。いつもやさしい木村先生に叱られて皆しょんぼり。お説教は長く続いて、ついに皆がたのしみにしている次のプールの授業もやらない、とおっしゃる。

先生は教室の前に置いてある、オルガンの後ろにしゃがみながら叱っている。皆プールに入れないのがかなしくて、しょんぼり机を見ている。すると、クラスでいちばん頭が良くていちばん美人の裕美ちゃんが「はい!」と手を挙げた。先生がぶっきらぼうに「はい、裕美なに?」と言うと裕美ちゃんが「野末くんがのぞいてます。」と言う。「ん?」下を向いていた子どもたち皆が顔を上げると、先生があわてて、斜めの角度においてあるオルガンの向きを更に斜めに変えているのが見えた。先生は、もうプールはやらない!といいながら、オルガンの裏で水着に着替えていらしたのだった。

泣きべその子供たちみんなが大笑いした。

木村先生は学校の近所に住んでいらして、時々小さな二人の娘さんを学校に連れていらしたこともあった。一年生にとっては自分たちより小さいその娘さんたちが来るのが、とてもたのしかった。

今はもう娘さんたちも立派な大人だろうし、私が中学生のときに、やはり先生だったご主人を亡くされた木村先生も、きっと定年退職されていることだろう。

こんな人生もあるのかと、たのしく過ごされていると嬉しい。

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2012年4月18日 (水)

弱さを照らす火

桜が散って、コートを着なくなったとはいえ、まだまだ薄寒い日があります。

暖かくなったり寒くなったりを行ったり来たりしてますが、そう早く暖かくならなくともいいのです。

石油ストーブの上にヤカンをかけて、ちりちり鳴くヤカンの音を聴きながら本を読む、深夜のふっくらとした時間をまだまだ愉しめるということだから。

日本中で、どれだけ石油ストーブがあるんだろう。

今は暖房は電気が主流なんでしょうか。川崎の家は不思議と夏涼しく、冬暖かい造りで、外の気温に比べてかなり快適な温度に保たれているので、真夏以外はほとんどエアコンを使いません。 薪ストーブは暖房の最大の憧れではありますが、手軽に火灯りを見られる石油ストーブが今のところの最良の深夜の友です。

石油ストーブを消した後の灯油臭さも、家族のおならのように(愛しいとまではいかなくとも)文句を言いながら嗅ぎ流してしまう。

あれやこれやある一日の終わりをおだやかに平らかにするのには、小さく揺れる火と音と暖かさがあれば充分の晩春の深夜。

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2012年4月16日 (月)

日曜日の幸せのしばらくの店じまい

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ふひー、今日も充実した一日だった!

べつばらドーナツを買えなかったことが、今日のいちばんの残念賞だった。

べつばらドーナツの復活を、強く願うよ。

寝ている子供のほっぺほど、かわいいカーブはないね。

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2012年4月14日 (土)

お知らせ

駅からお店まで歩いてきて、お腹ペコペコで入れないのはつらいので、念のためお知らせします。

日曜日のランチはご予約で満席となりました。一時半以降ならお席が空いているかもしれませんので、お手数ですが、まずはお電話で確認してみて下さい。

よろしくお願いいたします。

                                              店主

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雨の音

昨晩は、急遽ゆなちゃんがピンチヒッターとしてお店に出てくれることになったので、ランチ終了後には川崎に戻り、夕食後早々に歯を磨いて寝ることに。

ところが、オーバーヒート気味の体は一向に眠れず、重い体を持て余し、右にゴロリ左にゴロリ、布団の綿を平らにならすばかり。

困ったなぁ。

溜息をついたそのとき、外が一瞬静かになり、空気がなんだかフニャフニャッとなったと思うと、サアァーーーーーッと、雨が降りだした。

雨の降りはじめって、幼い子が泣きはじめるときみたい。

雨は乾いた地面を濡らし、徐々に土深くまで水を染み透していき、水溜まりができる頃には、すっかり私の体の熱もとれていた。

ザアァーーーーーッと変化した雨音を聴きながら、ゆっくり眠りの船が動き出す。小さな船は決められたようにスルスルと正確に、暗い海に浮かぶ扉の中に吸い込まれていき、小さな扉がコチリ、と閉まれば、ちゃんと眠りの国に入った証拠。

だれも起こしてはなりません。

雨の音には、眠りを誘う音階があるんですね。

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2012年4月 9日 (月)

失敗は成功の母

テーブルの数を増やしたら、料理が出るのが更に遅くなった!、などとお叱りをうけないように様々に工夫している今日この頃、右腕左腕のスタッフが諸事情で次々と出られなくなるなか、なべさんと二人でやる連日満席は、夫婦戦争勃発の危機をはらみながらも何とか乗り越えてやってるよ。

開店当初はアプアプしながら失敗していたのが、今では堂々と失敗しているのが、四年の歳月の違いかな。

問題点は変わらず出てくるけれど、それを直すスピードが速くなってきました。

スピードの感覚は人それぞれ違うけれども。

桜の咲く頃に間に合わせたかった企画は、残念ながら間に合わなかったから、やっぱりのんびりは変わらないかな。

今日は、子供たちとTUTAYA代官山に行ってこようと考えています。

春休みは映画一回しか連れていってあげてないからね、子供孝行子供孝行! なんて、これも仕事の一つなんだなぁ。

ディズニーランドより楽しいんだなぁ。

えー、この春、進級、進学、初出勤された皆様、おめでとうございます!

連日緊張が続くあまり、勢いあまって、もしくはぷっつり緊張の糸が切れて、絶対に失敗してはいけない場面で失敗してしまった方も、なかにはいらっしゃることでしょう。

えーと、だいじょうぶです!

失敗しない人など、この世に一人もいません。

大切なのは失敗を悔やんで、繰り返さないことです。

とはいえ、それも個人差が(羨ましいことに、頭の良い人はすぐに同じミスはしないのですが!)あることですが、今日よりまともな明日の自分を願う気持があれば、きっとなんとかなるでしょう。

まずは、たのしく!

できないことができるように。

はりきって、大きくなりましょう。














 

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2012年4月 3日 (火)

映画、暗闇でまたたく光

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久しぶりに、娘たちと映画を観てきました。

観たい映画の意見が分かれたので、真ん中の娘と末の娘が「ライアーゲーム」、上の娘と私が「ヒューゴの不思議な発明」と、二手に分かれて観ることに。

うきうき、わくわく、足取り軽く映画館に向かう娘たちを後ろから眺めていると、一人でミニシアターを巡っていた独身時代、映画どころではなかったちびっこ育児時代を経て、大きくなった子供たちとこうして映画を観れる日が来たことを、しみじみうれしく思う。

「ヒューゴの不思議な発明」は、上の娘が観たい!と主張したもので、アカデミー賞主要部門総ナメ確実!という煽りコメントに、ちょっと意地悪い気持で映画館の扉を押したのですが、始まって30分もすると、自分がすっかり何かを忘れていたことに気が付きました。

何かって何か。

たのしいことを空想すること!

本当に、自分がすっかりガチガチのシワシワの心になっていたことに気づかされたよ。

きっと監督は映画の王道を再現したかったのかなぁ。

難しかったり、衝撃の強いものも、刺激的で爛々とするもんがあるけれど、娯楽の基本はたのしく!

そうでなくっちゃ、ね。

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2012年4月 1日 (日)

四月の白

望むと望まぬとに関わらず

押し出されるようにして

籠から飛び出す若鳥たち

同じ年に生まれても 早熟もおれば晩熟もおり

早く飛び出したくて飛び出したくてうずうずしていたのもあれば

なぜに出なければならぬのか どこに行けばいいのか 所在無く ぼんやり羽をくちばしで梳くものもあり

昨日と変わらず日が昇り日が沈む今日なのに 昨日とは違う今日のひかり

こちらはいまだうろうろ飛び回っている身だけどね

やわらかな羽をもつ君

寄り道しても 

遠回りしても 

光るほうへ 

あたたかいほうへ 

いけばいいのだよ

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2012年3月28日 (水)

収穫

旅の収穫がありました!

今のテーブルと、天板の厚みも縦の長さも脚の形もほぼ同じで、横幅だけが10㎝短い、まさにちょうどいいサイズのテーブルが!

今のテーブルと同じサイズじゃあ、大きすぎて用がなく、10㎝から15㎝横が短いものって、これがなかなかないから半分は諦めていて、もう私が作ろうと思っていたんだけど、いやー、私の日曜大工の腕をご披露できなくて、残念残念。

椅子は子供椅子を探しているのですが、子供椅子ってグッとくるのが少ないんだなぁ。がっしりしすぎているんだ。もっと軽やかで、大人が片手でヒョイッと運べて、でも安全な子供椅子。長く使ってもくたびれない品の良い子供椅子。

これは作れないしなぁ。

照明も見つからなかったよ。

そもそも何でもない照明って、何だろう?

目立たなさでいえばダウンライトがいちばん目立たない光だろうけれど、それはムリだし、裸電球もいいけど、食事の場で使うには場つくりに入念な技が入りそう。

鎌倉・御成町のオーダー家具のお店「イヌイット・ファニチャー」には、イカ釣りの集魚灯用の大きくて繊細なガラスの裸電球を取り扱っていて、それはそれは綺麗。これもいいんだよねぇ。見るたびに欲しいなぁ、と思うけど、お店にたくさん並べると繊細すぎる気もする。

うちはもう少し大雑把で、頑丈そうな感じ・・・

うーん、何でもないって何でもなくないね。

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2012年3月26日 (月)

ここにないものを探しに

今日は、前々から考えていた小テーブルと椅子と照明を探しに出掛けて行きます。

駅からゼブラまで歩いていらしたお客様が、満席で入れなかったり、三名なんだけど二名席しか空いてなかったりで、お断りすることがあるたび、「せっかくここまで歩いて来てくれたのに、申し訳ない・・・。」と常々思っておりました。

今のテーブルも、まぁまぁ、ゆったりした大きさなのですが、あとちょっとのスペースが足されればなぁ、というもどかしさを解消したい。


あとちょっとって、微妙な身の丈感なんだよなぁ。


うまい具合の丈が見つかるといいです。


もうひとつ、照明を変えるのはここ最近ずっと考えていたことで、今の照明は開店当時、写真を現像する暗室用の傘を買ってきて、自分たちで外側を黒く、内側を金に塗ったもの。当時はすごーく満足してたんだけど、最近はなんだか見るたび落ちつかなくなってきた。

なんだか近頃は、お店の内装を、がんばって作った感じがしない、なんでもない普通の落ちついた空間にしたい、という気持が強くなってきました。

開店当時のこだわりを、全部変えたい。

きっと、それだけ自分たちが成長したからだと思う。

照明を変えるだけで、ずいぶん変わるんじゃないかな。

それにしても、なんでもない、というのも、あとちょっと、と同じく微妙な身の丈感。

うまい具合のがあるといいな!




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2012年3月24日 (土)

なべさんのお気に入り

なべさんの近頃のお気に入りの芸人さんは小藪千豊。

以前から、なべさんが小藪小藪、と騒ぐのをしらんぷりしていたら、先日、強引にパソコンの前に座ることを勧められ、youtubeで「すべらない話」に出てくる小藪の動画を見せられ、(ハハァ、これでお笑いチェックしてたのかぁ)と冷静でいられたのも束の間、すぐに私も小藪の魅力に落ちてしまいました。

うん、小藪、いいね。

「だんじり男」もいいですが、私は「略礼服」がいちばん好き。

今では、小藪いいねぇ、というだけで、剣呑な雰囲気もなごみます。

小薮をご存じの方も多いと思いますが、私の周りはテレビを見ない、持たない友が多いので、そんな小薮知らずのひとにお勧めしてみました。

小藪、いいですよ。

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2012年3月23日 (金)

お祝い

いつも、ものすごい爆音がするビンテージカーで登場される宮本さんが、一昨日は奥様のバースディを祝いにいらしてくださった。

予約の電話のときから、うれしはずかしといった声で電話してくださっていたのが、日頃の豪快キャラを裏切っていて、何ともいい感じ。

きっと、お誕生日のお祝いを長いこと重ねているのであろうが、変わらず新鮮な気持でお店に予約の電話してくれるのって、いいなぁ。

一昨日は、私はお休みでしたが、昨日お店に出ると、小さな白い花が飾られていました。草花にしては背が高く、葉っぱがいい香り!

なべさんに聞けば、一昨日、後藤さんというご夫婦が、庭に咲いたからと、持ってきてくださったルッコラの花束でした。

すてきなお土産、ありがとうございます!

はい。後藤さん、覚えております。たしか、一月の末頃いらしてくださいました。すごーく忙しい日だったので、カウンターに座ることになって、最後に坦々麺を召し上がって、お帰りのとき、私が「今日はお待たせしてごめんなさい。」と言ったら、「これ位は、待ったと言わない。」と言ってくださった、後藤さんですね。

一昨日いらしたときのことをなべさんが言うには、閉店後に敬ちゃんと反省会したんだよ。帰り際になってから、後藤さんご夫婦が金婚式のお祝いだったことが分ってさ。シャンパンの注文が入ったときにすぐに気がつけば良かったって、ねぇ。

おぉ! 

金婚式とは連れ添って50年の節目なり。そんな日にうちに来てくださって、ありがとうございます。

お祝い事の食事でしたら、お店でも心ばかりのお祝いとして、一輪のバラか、花壇のお花の花束を差し上げております。ぜひ、ご予約の際に一言おっしゃってくださいね。

それにしても一昨日は、今日までありがとうのお祝いが二組いらしたんだ。

幸せな光景!






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2012年3月21日 (水)

工事中

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ただいまアレコレ工事中。

頭の中では素敵にできあがっているんだけど!

ちいさな変化も、毎日やってれば大変化だよ。

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2012年3月14日 (水)

星をうつす人

3月9日火曜日、プラネタリウムプランナー大平貴之さんhttp://www.megastar.jp/ の講演に伺いました。

主催は、「人と人との出会い」がテーマの維新ぶっちゃけ会。http://www.ishin-butchake.com/

大手町にある日経ビル6階で講演があります。大手町に降りたことがない大手町ビギナーですので、とてもワクワクします。

地下鉄丸の内線の大手町駅で降り、構内にある地図で日経ビルを探すことじっくり3分。気象庁や国税局や皇居など、日頃見慣れない文字に眼が行き、へぇー、こんなとこにあるんだ、などと感心していると、なかなか見つからない。読売新聞社、産経新聞社もあって、ちょっと全部廻ってみたい気にもなってくる。面白すぎて地図を見る意味を忘れそうになるので、ギブアップして駅員さんに聞けば、返事は3秒。

早く聞けば良かったよ!

日経ビル本社、JAビル、経団連会館の3棟が繋がった高層の建物の内部は、遊び心のある洗練された大人が働いているような造りです。エレベーターひとつとっても隅々まで小粋な大人の感じ。

日経って、もっと硬いイメージでした

日経カンファレンスルームは、100人は楽に入れる広さの会議室

音楽や講演は小さめな場所で聴きたい。声を張り上げなくても(音環境が整っていても、一人と何千人何万人って意識を張り上げなきゃいけないでしょう。)会場の隅々まで伝わるって、心地いいよね。 

その場所で聴く、大平さんの話はとても興味深かった。

子供の頃は、勉強は可もなく不可もなく、忘れものが多くて人の話を聞かない、どちらかというと先生や友達を困らせている子供だった、という序盤で、まさにそんな子供を育てている現役母としてはググッときます。

そんな小学生がなぜプラネタリウムを作り始めたのか、そのきっかけは覚えていないけれど、最初は文房具屋さんで売っていた夜光塗料を、丸く切ったボール紙に塗って、部屋の天井にオリオン座を作ったのが、そもそもの始まり。

それだけでは星空にならないと、すぐにボール紙の星をたくさん作っては張って作っては張って、天井に作った星々を両親が褒めてくれたのが、うれしくてうれしくて、友達を呼んで見せたりしているうちに、次第に星が動かないことがもの足りなくなってきた。

満たされない思いで夢中になって作ったものが、人々を喜ばせ、汚いものが綺麗なものに生まれかわる繰り返し繰り返しで、夢はどんどん大きく膨らんでいったそうです。

うーん。

青年男子の鬱屈した閉塞感は時にものすごいエネルギーを生むんだなぁ。女子のエネルギーは日々おしゃべりや買い物で小出しに発散し、また補給されているからなぁ。

だからといって青年男子の皆が皆、まったくあたらしい技術の開発ができるわけじゃないから、やっぱり大平さんはすごい。

すごい話をたのしく聴かせていただきました。講演後の交流会では溌剌とした学生の姿が印象的でした。声をかけてくれた田中晴菜さん、講演に誘ってくれためぐみちゃん、貴重な体験をどうもありがとう!

家路に急ぐ帰り道、夜空は冷たい雨雲で何も見えませんでした。大平さんの話をぼんやり考えながら新川崎の駅に降りれば、操車場に停まる電車の列が雨に濡れそぼり、操車場にポツポツと立つ外灯が白く強い光でそれらを浮き上がらせていました。 

近くの高層マンション群の窓々の灯りが、その夜の星々でありました。






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2012年3月11日 (日)

一年

たくさんの命、たくさんの家、たくさんの車、たくさんの船、たくさんの建物、たくさんの畑、たくさんの野、たくさんの山、たくさんの川、たくさんの海が、無くなり、壊れたことを、心から悼みます。



すこやかに生まれかわりますように。

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2012年3月 7日 (水)

愛は言葉じゃない、行動だ

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久しぶりに熱を出した。

小さな頃から、熱を出すと決まって、周りの空気が大波小波になって自分を押しつぶしてくる。

嵐の海に浮かぶ小舟のように揉まれに揉まれて、なぜか歯だけが浮いた感じになって、自分の体が重たくて動けない。

心配したバアバが二階に来て、「じゃあ、私は階段と廊下の水拭きをしておくから寝てなさい。私が勝手にやるんだから起きないで、寝てなさい。」と言ってくれた。

午後三時過ぎ頃になって熱が下がり、夕方には頑張ってご飯を作ることができた。

夜、末の娘の勉強を見たり、頭が痛い真ん中の娘の足をさすったり、上の娘のたわいもない話を聞いたりした。

自分の大切な人と、あなたが大切ですと、気持が通じ合うこと以上の幸せはない、と思う。

 

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2012年3月 4日 (日)

春準備

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明日は春の嵐だそう。

夕方、ゆっこちゃんと春のデザートの打ち合わせをする。

あーだこーだの打ち合わせが終わって、ゼブラから徒歩5分の家にゆっこちゃんが帰った後、モーレツに青りんごが食べたくなり、気持の薄れないうちにゆっこちゃんにメールする。

ゆっこちゃんに試作OKの返事を貰ったから、春のデザートは青りんごです。

目標が決まると、明日が嵐だってたのしいー。

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2012年3月 3日 (土)

中庸を愛する

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鎌倉に向かう車の中で、1日の細野さんのライブを反芻する。

よかったなぁ。

何がよかったかを説明するのはむずかしい。

バンドのメンバーが細野さんを敬愛しているとか、細野さんがメンバーを信頼しているとか、細野さんがとびきりの大人なのに少年みたいな感じがするとか、そういうことを言うと、言ったとたんに何か違うものにすりかわってしまうように思える。

なべさんも、今日のライブはすばらしかった、と言っていた。それでしばらく経ってから、細野さんは色気のある人だね、と言った。 

会場では、なべさんの古い知人のヤスエさんに会えて、旧交を暖めたらしい。

細野さんは、舞台に立ってお客さんを観ると、鏡のように自分が見えてくる、と言っておられた。

ひどくドキッとした言葉だった。

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2012年3月 2日 (金)

2012年3月1日 鎌倉芸術館にて

昨夜の細野晴臣さんの鎌倉ライブはすばらしかった!

細野さんは、一声聞けばわかる気持のいい美しさにあふれていて、含羞があり、世の中のかなしみに人一倍ひどく傷ついていて、にもかかわらず努めて明朗な方でした。

音楽という字は音が楽しいと書くけれど本当にその通り、細野さんの音楽は音が楽しかった!

子供の頃、友達と夢中で走ったときに体中が楽しさでいっぱいになったような、あの感じがしました。

いちばん素敵でいちばん惹かれたのは、歌っているときの言葉と言葉の「間」でした。

絵でいうなら余白にあたる、言葉と言葉の間の「間」の深みを、歌で感じたのは初めて。

「ありがとう」と歌うときの、「あ」と「り」の間に、「り」と「が」の間に、なにか滲んでるものがあるんだなぁ。

いい音を聴くと口中に食べ物の味がするんですが(笑わないでね)、昨夜はなぜか桜桃のイメージが口の中で広がり、その瑞々しさにただただ、やはりこっち側に(食べておいしい素材で)いなきゃいけないなぁ、という思いがじんじん頭を巡っていきました。

このたった一夜の為に、紅谷のクルミっ子の限定パッケージ「ホソノッ子」を考え、更に「ホソノッ子」バッジ(もぅもぅもぅ、かわいい!)や、手ぬぐい、丁寧に編み上げた「ホソノート」まで作っちゃう祥見さん。

この企画のために東へ西へ北へ南へ走り回ったであろう祥見さんのご苦労が、私たちの喜びとなりました。

ありがとうございます!

ライブ後の打ち上げには、細野さんに引き合わせて頂いて感無量。もう言葉も出ない。モゴモゴ、「ありがとうございました。」と言うのが精一杯。

この夜のライブを盛り上げたたくさんの人々の仕事で、私が知る限りご紹介しますと、大町「BURE」のお二方が用意されたたくさんのお料理(緊張して殆ど食べられなかったけど、レバーペーストおいしかった!)、「パラダイスアレイ」の淳平くんが焼いた、大きくて、ぶ厚くて、音楽的で美味しいパン(一体どうやって焼いたんだろう?)、ホソノッ子バッジの立役者の御成町「イヌイットファニチャー」の犬塚さんと「ファボラボ」のお二方、そしてチャーミングな女の子であり写真家である大社さんや、逗子の映画館の「シネマアミーゴ」さん(グレン・グールドが終っていたとは!)や、ポスターやドアノブカードなどの素敵なデザインをされたコンさん(アルファベットの「O」の大きさ違いには本当に感心しました!)に、引き合わせてくれた「COBAKABA」のウッポンに深く感謝します。

あぁ!いい夜だった!

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2012年3月 1日 (木)

メンテナンス

光に解かされた雪が屋根を絶え間なく打つ音が、眠気をさそってくる。

いい音だなぁ。

おかげさまで、お店のメンテナンスが無事終わりました。

ありがとうございます。

木の床を洗って(敬ちゃん)木目が甦り、ベンチシートの布を張替えて(敬ちゃんと私)ふっくら清潔になり、トイレ床のペンキを塗り直して(私)少しすっきり、厨房を磨き(なべさん)、仕込みをし(なべさん)、バックルームの配線の整理をし(なべさん)、物置の修理と整理をして(敬ちゃんとなべさん)メンテナンス完了。

やりはじめたら、広がってきて結局一日がかりになってしまいました。ごめんなさい。

トイレ床のペンキを塗ったけど、悲しいかな、やっぱり素人。各所に微妙に味がある。 いつか、トイレの床は黒い石を寄木細工みたいに張りたいんだなぁ。トイレなんだけどきれいな小箱のなかにいるような感じにしてみたい。

ベンチシートの布を厚手の紫の別珍に張り替えたら、なべさんが「次はこれで背もたれ作ろう!」などと言いだし、気になるところを直せばにさらに気になるところが出てきて終わりがない。けど、実はこれが愉しいのです。

自分たちで手を入れて、あーだこーだとケンカや失敗しながらやっているから、愛着もひとしお。

まぁ、がんばったわりには傍目にはたいした変化ではないけれど、私たちはとても満足、満足。

この成果をたくさんの人に見て頂きたいのですが、今日のディナーは細野さんの鎌倉ライブの為、お休みさせて頂きます。

もう楽しみで、鼻血が出そう。

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2012年2月29日 (水)

お休みのおしらせ

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雪ですねぇ。

降ってる、降ってる。

こんな日は、チビッ子とワンコ以外の人々はお家でゴロリ。

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そこで、今日はランチをお休みしまして、お店のメンテナンスをさせて頂きます。

メンテナンス目標

1.木の床を洗う(テーブルを寄せて半分ずつ掃除します)

2、ベンチシートの布の張替え(紫の布に変更)

3.トイレの床のペンキ塗り(端をきっちり塗り直す!)

4.厨房の換気扇の掃除(ここが肝心)

5.その他あれこれ、細かいところの掃除

ビシッときれいにしておきます。

尚、3月1日(木)のディナーは、細野晴臣さんの鎌倉ライブの為お休みさせて頂きます。

勝手ではございますが、どうぞよろしくお願い致します。

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2012年2月28日 (火)

桃の花

山梨の桃農家の赤尾さんがhttp://www.momo-toyou.com/index.html桃の花をたくさん届けてくださった。

うれしい!

わざわざ届けに来てくださって、有難うございます。

山梨の早春のお裾分けに、お店の空気が清められたよう。

花ってホントにすごい力がある。

花と華の違いは、土と繋がっているか、花瓶の中にあるかの違いだろうか。

土から離れることによって、拠りどころのない花はくっきりと華になり、土のちからを伝えてくれている。

そう考えると、今度は土に繋がった桃の花が見てみたい。いつか山梨に行って、土の匂いを嗅ぎながら、ぽっくりとした可憐な桃の花を見に行きたいな。

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2012年2月25日 (土)

喜び

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真ん中の娘が、小象のぬいぐるみを自分の顔になすりつけている。

タオル地でできた小象のぬいぐるみのデコボコな肌ざわりを、顔で感じるのがたいへん落ち着くようで、何度も繰り返しては目を細めている。

猫の毛繕いのような、その仕草を眺めていると、この娘の幼かったころのことが思い出された。

私の頭の中では、幼い娘がたんぽぽ色のタオルケットを握って、ちょこんと床に座っている様子が焼き付いている。

かならず頭を左に傾け、左手の指をしゃぶりつつ、右手でそのタオルケットのちょうどいい角度を探すため、ぐるぐるたぐって回している。

私たちには分からないそのベストポイントを見つけても、やわらかいくせ毛の黒髪は左に傾いたまま、顔はアトピーで真っ赤、ちいさな黒目はきらきらと濡れていて、たんぽぽ色のタオルケットをかるく握りしめてこっちを見ている。

そんな姿を思い出していると、私の視線に気が付いた真ん中の娘が、「お母さんもやる?」と、小象のぬいぐるみを差し出してきた。

三日前に洗ったばかりのぬいぐるみだが、一呼吸おいて、丁寧にお断りした。

せっかく貸してあげようとした宝物を拒まれた事にいたく傷ついたのか、ぐぐっと顔を近づけてきて、「お母さん。これを知らないなんて、人生の99.99%の喜びを知らないことなんだよ。」と言う。

その言葉を聞いて少し迷ったが、私はやはり0.01%の喜びのみに生きることにして、読みかけの本の頁に目を戻した。

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2012年2月24日 (金)

どこかで

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夕方、暗くなるのが遅くなり、朝、布団から出るのがそぅ苦にもならない。

どこかで春が生まれてる。

近づいているね。

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2012年2月23日 (木)

ゴッホンゴホン

咳のしすぎで、ついにあばらの骨が折れたようだ。

ひどい咳だったのに病院に行かなかった結果で、バアバにも本気で怒られたので渋々と以前から気になっていた病院に行ってみた。

五室ある診察室の一室に呼ばれて入ると、黒髪におかっぱ頭の女医さんがいらした。現在の症状を伝えると、「そりゃ、しょうがないわね。」と、さばさばいなされた。

さぞかし怒られるか、もしくはキツイ皮肉を頂戴するかと思っていたので、そのあっさりした一言にホッとしました。

それにしても、さばさばしていない女医さんに会ったことがない。職業が為せる性格か、それともその逆なんだろうか。

ともあれこっちでやっと、安心できるお医者さんが見つかって良かった良かった! 次は早めに行こう。

咳は止まったが、あばらの骨は微妙に痛い。特に笑うと痛い。

日頃子どもたちがたくさん笑わせてくれるのだが、今はそのたびに非常に痛む。痛がるわたしを見てさらに笑わせてくるのは、なにか私に言いたいことでもあるんだろうか。

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2012年2月22日 (水)

終に住むところ

ジイジのお墓参りに行ってきました。

なるべく月命日に行くようにしているのですが、今月は私の咳がなかなか治らなかったので遅くなってしまったのです。

バアバとふたり、周りの落ち葉を掃き、隅々まで丁寧に水拭きをし、あたらしいお花とお水を供え、お菓子を供え、お線香をあげて、祈る。

きれいになったお墓に、お線香の煙がたなびいて消えていくのを見ていると、わたしもいつかここに入るんだなぁ,としみじみ思う

若いころは、自分が死んだら灰は海に撒けばそれでいい、と思っていた。

結婚して苗字が変わっても、お嫁に来たという感覚は薄かった。それが時を重ね、同居をし、ジイジのお世話をして見送ってからは次第にその感覚が手触り厚く感じられるようになった。

はじけて飛んだ種としてはずいぶん遠くへきたように思うけれど、落ち着くべきところに落ち着いたようにも感じられ、風もなくあたたかい日差しのなか、なんだか眠たくなって、欠伸をした。

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2012年2月21日 (火)

ヒヤシンス

ヒヤシンスの花がまた一つ咲いたよ。

同じ日に水に浸けたのに、種類が違うせいか前のヒヤシンスと違って根が出るのが遅く、やっと白い根の先端が見えてきたと思ったら、整然と下に伸びるでもなく、ひょろりひょろりと根を出して、そのあと何の進展もなかったから心配してたんだ。

白い花。

清潔な、みどりの香りは変わらずに。

この成長の時間差と変わらぬ結果には、あれこれ考えずにいられないな。

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2012年2月20日 (月)

&

「&」、この記号が好きです。
ひとり、うつむいている絵のように(フォントによっては、なにか食べようとしているようにも見える!)見えるけど、実はこの記号の左右の文字を結びつけている、ひとりにさせない記号。



「&」の左右は自分のこころの成長によって変わる。(思いつめて好きになったひとにふられることもあれば、その逆もあり、親や子といった血のつながりがあたたかく思えるときもあれば、うとましく思えるときもあるだろう)

こころの身長によって、物事の景色の見え方はまったく変わるし、もう伸びないと思った身長が、今度はやわらかさで物事の受け止めかたが変わることもある。

でもまぁ、とどのつまり、ひとは生まれるときは一人、死ぬときも一人、しかしそれとそれの
間は、たくさんの「&」の連なり、で、できているのだ。

それにしても、とどのつまり、ってへんな言葉。

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2012年2月17日 (金)

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3月9日、プラネタリウムクリエイターの大平貴之さんが大手町の日経カンファレンスルームで講演される。

主催する「維新ぶっちゃけ会」はいろんな大学の大学生有志が「出会い」をテーマに活動している会で、出会いたって合コンを企画しているわけじゃなくて、社会で活躍するクリエイターと、これから外に出る大学生たちの出会いを基本理念に活動している。その活動はもう学生とはいえないくらいに活発。すごい。自分たちの方向性を固めて、それを自分たちの自己満足じゃなく、外と結びつけて成立させている。

立教大学のめぐみちゃんがここに所属しているので、この講演に誘ってくれたのだ。

後、80人ほど枠がありますので、宇宙のこと、プラネタリウムのこと、一人でそれをつくりはじめて、ついにはギネス記録を打ち立てた大平さんに興味のある方は、ぜひ、どうぞ。 世界一のプラネタリウムをつくる大平さんの話、なかなか聴く機会ないから、今からとても楽しみです。

そういえば星には思い出がある。 といってもニセモノの星。

上の娘が四才、真ん中の娘が三才の頃に住んでいた家は海が近く、家の前には広々とした公園があった。

公園は、広いわりにいつも子供の姿がなかった。

公園を囲む住宅の子供たちはとっくに成人しており、さりとて結婚して子供を持つでもない時期が長く続いていたようで、雨風にさらされてすっかりペンキの剥げた遊具などが、乗ってくれる子供らを静かに待っていた。

それまで住んでいたアパートの二階を離れてその家に引っ越したのは、真ん中の娘のアトピーによる夜泣きがひどく(何しろ夜の9時から明け方まで切れ目なくずっと、全力で泣いているのだ)、後から入ってきた下の階の人からの抗議にも(一階の天井を物干し竿で突く)疲れ果て、とにかく娘が泣いても誰にも迷惑かけないところに住みたかったからだ。

さんざん探して見つけたその家は、道路を挟んだ向かいが広い公園、左隣は靴をつくる工房で夜は人がおらず、右隣の家は耳が遠くなった老夫婦、裏は成人した娘さんを持つご家族という立地で、夜泣きはともかく周りへの気兼ねがなくなって、安心して夜を越えることができるようになった

夜泣きの困るのは、何をやっても泣き止まない、というところにある。夜泣きに効く薬はないのだ。

おんぶしてもだっこしてもお乳をあげてもお風呂にいれても、泣き止まないものは泣き止まない。それらが足りなくて泣いているわけではないから。

ひとつだけ効果があったのは、車に乗せてのドライブで、振動と、景色が変わることによる母親の落ち着きが伝わるせいか、むずかりながらも一時間半くらいで泣き止むが(これを夜泣きドライブという)、この技を発見したのは車の免許をとった後、末の娘の夜泣きのときで、真ん中の娘のときには、ただひたすら薬を塗ったり、軽く爪をあてて叩いたり、冷水を浸したタオルをあてたりして、明け方になるのを待つしかなかった。

明け方になれば泣き疲れて眠るのだが、一時間もすると今度は上の娘が起きてきて、あさごはん!となる。朝ごはんをつくれば、晴れているのに洗濯しないわけにはいかず、洗濯が終れば、上の娘を遊ばせるために公園に行かなくてはならない。寝不足は一日二日のものではなく三年も四年も続いているもので、体のふらふらと思考の鈍さは、当たり前の日常のことだった。

なべさんは仕事で夜は家にいなかったので、泣き絞る娘を抱きながら、結局為すすべもなく、ひとりぼんやり天井を見ていたりした。

何年も続くこの状態を、よく知らないひとに立ち話で説明するのは大変だったので、周囲に子供のいないその町はその点においても気楽だった。

あるとき、近所にある雑貨の問屋さんのバーゲンで、たくさんの雑貨の山に埋もれて、蛍光塗料を塗ったプラスチックの星が売られていた。

大小取り混ぜて10個ほどの星。裏に両面テープが貼ってあり、壁や天井につけることができる。

子供だまし、と思いながらも、毎晩見上げる天井に飾ろうかと、一袋買ってみた。光る星に驚いて、もしかしたら泣き止むかもしれない。

家に戻ってさっそく寝室の天井に貼ってみると、10個くらいじゃとても星空とはいえない。慌ててバーゲン会場に戻って、残っていた星の袋を二つ買った。

合計30個の星を天井に貼り終わる頃には首が痛くなっていたが、この子供っぽい思いつきがすっかり面白くなっていた。

その夜、やっぱり娘の夜泣きは止まらなかった。それでも上を見上げれば、自分が苦労して張ったプラスチックの星々が暗闇のなか光っていた。

星の光は、ぼんやりとしたチープで頼りないものだったけれど、そのときの私にはそれ位で充分だった。

充分なぐさめられた。

いま、娘たちはすっかり大きくなって夜はぐっすり眠っている。小学生の末っ子は震度4の地震でも起きないし、中二の娘も中一の娘も自分の部屋にベットがあるにも関わらず相変わらず一緒にくっついてもつれて眠っていて、目覚まし三個かけたって起きやしない。

大きくなった娘たちに、近頃は叱られるようにもなった。

「お母さんは大雑把!」というが、なぜお母さんが大雑把か、言ったところで分からないだろうから言わない。

大平さんの話を聴いたら、春休みに皆で大平さんのつくったプラネタリウムに行ってみようかと思っている。

 

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